12月14日に放送された音楽特番「2022 FNS歌謡祭」第2夜(フジテレビ系)には、今年ソロデビュー20周年を迎えた堂本剛さんが登場。ソロデビュー曲『街』を披露し、反響を呼びました。
■堂本剛、聴力まだ戻らず「このカラダで今日は愛と勇気を歌唱しようかな」
💜 #FNS歌謡祭 💜
このあとは!
シンガーソングライター活動
20周年の #堂本剛 さん!!2002年のソロデビュー曲
「街」を歌っていただきます🏙ピアノ3台
剛さんの今までのキャリアを支えた#武部聡志 さん#十川ともじ さん#Gakushi さんの生演奏でお届けします♬#エモい三重奏🎹 pic.twitter.com/79OGnIDDVp— FNS歌謡祭【公式】 (@fns_kayousai) December 14, 2022
今回の番組で『街』を歌う心境を尋ねられた剛さんは「僕自身が耳を患ってから聴力もまだ戻らずに、いろいろ伴うさまざまなものと向き合って生活してる」と突発性難聴を患ったことに触れます。
また、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」でも『街』を披露したことに言及し「コロナ禍でたくさん戦ってらっしゃる方がいるなってことでエールのつもりで『街』を選択したんですけど、逆に僕が励まして頂いて勇気を頂いたってことがありまして」と語りました。
そして「このカラダで今日は愛と勇気を歌唱しようかな」と、今回『街』を選曲した理由を明かします。
■三重奏のメンバーがエモすぎ!武部聡志「いつだって気にしているし応援しているよ」
特別なアレンジでの披露となった今回の『街』。3台のピアノに囲まれ、その歌声を披露しました。
ピアノを弾いたのは、KinKi Kidsとして、ENDRECHERIとして、シンガーソングライター「堂本剛」として、彼を支えてきた武部聡志さん、十川ともじさん、Gakushiさん。
おそらく三人の中では一番付き合いの長い武部さんは、剛さんのことを「息子?みたいなもの」「いつだって気にしているし応援しているよ」と過去に明かしたこともありました。
剛だけ呼び捨てだってコメントが結構あったけど、当たり前じゃん‼️彼らとは17歳の時からの付き合い、、
息子?みたいなものだし、いつだって気にしているし応援しているよ‼️#KinKiKids#堂本光一#堂本剛#吉田拓郎#LOVELOVEあいしてる pic.twitter.com/KSAlJg1NHW— 武部聡志-TAKEBE SATOSHI- (@takebesatoshi) May 17, 2021
そんな3人が奏でる音はまさに“エモい三重奏”で、ネット上では「この人選は確かに納得感ある。音楽を始めた頃に出会った武部さん、ジャニーさんからこの人と長い付き合いになるよと言われてずっと側にいる十川さん、最近の楽曲のスーパーパートナーGakushiさんだもん…」「4人の心が寄り添い合う素敵な演奏、深く心に染みました」「ピアノ3台による街、すごいつよしくんが守られてる感じがして好き神聖なものしか存在しない結界できてそう」などの声が上がっています。
■20年の時を経て自作『街』の歌詞に深み増す
また、この『街』は「このカラダまだ行けるさ」というフレーズが印象的な歌詞。剛さんが作詞作曲をした楽曲で、リリースされた時は剛さんが過換気症候群やパニック障害を患っていることは公表されていませんでした。
20年という時の中で、徐々に当時の苦しみなどをラジオ番組などで明かしていった剛さん。23歳という若さで「このカラダまだ行けるさ」と、まるで自分に言い聞かせるような言葉を歌詞にし、“ラブソングだけを歌うアイドル”ではないとファンを驚かせたこともありました。
一人の少年が時代に揉まれ苦しみもがきながらも、愛と痛みだけは忘れまいと奮闘している様子が読み取れる『街』は20年経っても色褪せることはなく、今回の番組でも「自身も歌う度に励まされた楽曲を“現在”に向けて」とテロップで紹介されています。
2017年に突発性難聴を発症してからも、ファンも剛さんもこの曲を大切にしていたため、時を重ねるにつれ、ファンの中ではその歌詞の深みが増しているようです。
ネット上では「ほんと20年前とは違うと思うけど今の剛さんにもぴったりというか…」「20年前の曲とは思えない程、今、まさに今刺さる歌詞だった…。メロディーもキレイ」「20年前に街の歌詩を書いた堂本剛の感性は計り知れないよね、繊細だけど強く美しいつよしくんだからこそ作れる楽曲」など絶賛する声が上がっています。
今回のステージでは、剛さんが3台のピアノ伴奏者一人一人に体を向け、しっとりと歌い上げるシーンも。その一つ一つの仕草も相まって、多くのファンが感動したようです。
剛さんが20代で歌った『街』も、40代で歌う『街』もどちらも味があって素敵でしたね。今回の歌唱も特別なステージとしてファンの間で語り継がれるのではないでしょうか。
(文:霧島みつき/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)