福山雅治、曲作りでぶつかる「あの曲に似てるかも問題」の壁越えた瞬間語る「平気です全然」の言葉に深み

投稿日:2022/10/23 17:30 更新日:

10月22日、福山雅治さんがパーソナリティをつとめるラジオ「福山雅治 福のラジオ」(TOKYO FM)では、リスナーから届いた作曲に関する質問に回答。福山さんが自身の音楽制作について語り注目を集めています。

福山雅治

(画像:AFP=時事)

■福山雅治、曲作りでぶつかる「あの曲に似てるかも問題」の壁越えた瞬間語る「平気です全然」の言葉に深み

今回の番組では、リスナーから「福山さんは曲作りの際に『このメロディーはあの曲に似てるからやめよう』と思ったことはありますか」という質問が届いていました。

福山さんは「『あ、似てるかもこのメロディー』とかって思うのは昔はめちゃくちゃありましたね」と回答。以前は、似ていると思ったメロディーはボツにすることもあったのだとか。

しかし、ある時期から「ちょっとした変化を加えると全然違うものになるっていうテクニックを身に付けたので、平気です全然」と、似ているメロディーでも工夫して別のものにしていると言います。

また、今の時代は先人たちの作った音楽に対するリスペクトを込めた「オマージュ」や「サンプリング」が認められている時代だとした上で「仮に似てたとしても、メロディーが同じっていうのはそれはダメなんだけど、それアウトで、歌詞が同じっていうのもこれアウトなんだけど、サウンドに関しては問題視されないんですよ」とのこと。

また、福山さんの場合、最初はビートルズやレッド・ツェッペリンに似ていたとしても、最終的には「福山雅治オリジナル」の楽曲が仕上がると言います。

■『霊媒探偵 城塚翡翠』の主題歌は最初ホラー映画のオマージュだった?

また、ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』(日本テレビ系)の主題歌として『妖-あやかし-』を制作した福山さん。

この曲の作曲についても「僕自身もちょっと分からないというか考えられないというか、これどこから出てきたのかちょっとよく分からない」と言います。

主題歌については、番組サイドから事前に「曲の頭にスローなものを持ってきて、本編にバーンと入る」というリクエストがあったそう。

また、ドラマの内容にサイコホラーやサイコミステリーのエッセンスがあることから、福山さんは『妖-あやかし-』の冒頭部分をホラー映画の『エクソシスト』や『オーメン』のオマージュのような曲調にしようと考えたと言います。

ところが「でも、そうは言いながら作ってみるとそうはなってないんだよ」と笑う福山さん。そして「発想というものと、自分の中のフィルターを通してアウトプットされてくるものは何か違ってくるんだよね」「不思議です」と、結果的に最初の発想とは別のものができやすいことを明かしました。

■福山雅治の作曲論にリスナー「なるほどって思いました」

他にも、恋愛ネタから公開中の主演映画『沈黙のパレード』の話までリスナーからのさまざまなメールを紹介した福山さん。

今週の放送に対し、ネット上では「作曲の話のオマージュの話はなるほどって思いました」「曲作りのお話、面白かったです」「曲作るのって大変そう。ましゃはじめ、ソングライターさん尊敬するわぁ」との声が上がっています。

福山さんならではの作曲論は実に興味深かったですね。福山さんが楽曲に込めたエッセンスを探ってみるのも面白いかもしれません。

【番組情報】
福山雅治 福のラジオ
https://radiko.jp/share/?sid=FMT&t=20221022140000
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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