毎週月曜日から金曜日の夕方4時55分から放送されているテレビ番組「5時に夢中!」(TOKYO MX)。9月26日の放送では、学校で子どもたちが行う学芸会などの「役決め」について議論が繰り広げられました。
(画像:時事通信フォト)
■子どもの役決めは親にとって気になる問題?
【5時に夢中!】9月26日(月)
2013年から5時に夢中!を支え続けてくださったガウさんが本日番組を卒業しました。いつも笑顔で全力なガウさんの悔し涙に全員のもらい泣きはまさに名シーンでしたね。これからのガウさんの益々のご活躍をお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました!#gojimu pic.twitter.com/k7Kev08bEZ— 5時に夢中!TOKYO MX (@gojimu) September 26, 2022
今回の番組では、秋といえば幼稚園や小学校などで学芸会、お遊戯会、音楽会などが行われる時期であることから、その中で子どもたちの「役決め」をどのように行っているのかに焦点が当てられます。
子ども同士によるコンテストやオーディションなどで配役を決める方式や、立候補で重なった場合はじゃんけんという方式、適材適所を先生が見抜いて配役する方式などが紹介されました。
それぞれのやり方にメリットとデメリットがある中、スタジオの株式評論家・若林史江さんは「これね、気になるもんなんですよ」と、母親視点での意見を述べていきます。
若林さんは自身の子どもが通っている幼稚園の運動会の一大イベントで「カラーガード」が行われることを紹介。指揮者のような役割に立候補するかと思いきや、若林さんの子どもは自ら手を挙げなかったそう。
その時に、若林さんが「なんでやらなかったの?」と聞くと、子どもは「だってさ、すっごい怒られるんだよ?すっごい練習すんだよ?すっごい厳しいんだよ?やれやれ」と話していたと言います。
この話を聞いたマツコ・デラックスさんは「大体先が見えたわね」と笑いながら反応。どうやら若林さんの子どもは、生徒たちが年上の学年の人から厳しい指導をされているのを見て、早めに「できない」と判断したとのこと。
■マツコ、遅咲きを勧める?「意外とこう『誰?』みたいな子がすごい美人さんになってたり…」
若林さんの一連の話を受けて、マツコ・デラックスさんは「でもね、遅咲きの方がいいんだよ」と語り出します。
「幼稚園とかね、小学校とかね、まあ中学校もそうだよね。それくらいで目立ってた子ってね、大概大人になるとそうでもなくなってる。意外とこう『誰?』みたいな子がすごい美人さんになってたり、すごい事業起こして成功してたり。そういうものよ」と話すマツコさん。
続けて「だから、諦めないで」と若林さんにエールを送りました。
ちなみに、垣花正アナウンサーは幼少の頃、学芸会で主役級の配役をもらえるタイプだったそう。
マツコさんは「ロクな学校じゃなかったわね」と笑い飛ばしつつ、垣花アナウンサーの「マツコさんの言う通りだなと思いますよ」との発言には「えー何?今十分ご成功されてるじゃないですか」とイジるのでした。
■幼稚園・小学校の学芸会…デリケートすぎる"役決め"にマツコが吠える!「やめたほうがいい」
そして、マツコさんは「もうだからさ、そんなデリケートなんだったらもう学芸会やめたほうがいいと思うんだよね」と切り出します。
「なんか学芸会とかで現実も知るわけじゃない?世の中は公平じゃないんだっていう。だってすごいブスがヒロインやってても違和感あるし。それはそこそこやっぱり可愛い子がやってきたわけじゃない?昔はそういう差別が明らかに行われてたわけじゃない?」と昔の学芸会について分析。
「だから、それで身の程をみんな知って『じゃあ私はステージでは中心には行けないけど、他で頑張ってやるわ』とか。色んなものを知るわけじゃん、そこで?」と話します。
ちなみに、マツコさんは「だって私、学芸会で何やったかすら覚えていないもん。もう何の関心もなかったし。なんなら、学芸会以外にも、ほぼ学生時代の記憶がほとんど無くなってきているのよ」とも述べ、自身の思い出に刻まれていないそう。
「そういう人もいるわけじゃん?そんなにその、幼少期の思い出というものが糧にならない人間もいるわけで。そういう人は学芸会なんてやりたくもないと思っている人もいるだろうし」と、価値観は人それぞれであることにも言及しました。
ネット上では「遅咲きの方が成功する人が多いの分かる」「マツコの気持ち分かる。学生時代の記憶無いもん」「子供の頃から世の中の不公平感をちゃんとわかるべきだよね」など、マツコさんの意見に共感する声が多く見られました。
子どもがどんな役を演じるのか、親としては非常に気になる点かもしれませんね。
デリケートな問題に言及した上で「やめたほうがいい」とピシャリと言い切るマツコさんに、共感した人も少なくなかったのではないでしょうか。
(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)