9月24日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル『ロザンの楽屋』では、シンガー・ソングライターの川本真琴さんがサブスクを批判し話題になっていることについて、ロザンが議論する動画を公開。2人の主張が注目されています。
■ロザン、サブスクのあり方を議論!
動画冒頭で、菅広文さんは「川本真琴さんがツイートでね『サブスク考えた人、地獄に墜ちろ』みたいな」と、川本さんが音楽のサブスクリプションについての考えを明かし、話題になっていることに言及します。
川本さんのファンであるという菅さんは「『地獄に堕ちろ』みたいな言い方は置いといて。ツイート的なこともあるから」と川本さんの普段のツイートの雰囲気なども踏まえた上で、言葉の選択については判断が必要だと前置きし「僕らってさ、普段サブスク使わして頂いてますけど、アーティストがどれくらいのお金を頂いてるのかって知らんやんか?」と投げかけました。
続けて「もし、仮にね、アーティストの方がそこまで(お金を)頂けていないということならば、問題提起として僕はいいんじゃないかなと思うんですけど」と、宇治原史規さんに意見を求めます。
また、書籍を出版している菅さんは"紙の本"と"電子書籍"においての著者の収入の違いを例に挙げ「電子書籍の方が結構僕(お金)貰えるんですよ。印税的にね」とコメント。
書籍を出版する場合は、出版社や本屋が受け取るお金や広告費など、さまざまな人の労力や費用がそれぞれに発生していると解説し「そこの(配分の)割合の違いって難しいところがあると思うんやけども」と説明します。
音楽業界についてはどう配分されているのか知識がないと述べた上で、菅さんは「もし(お金を)頂けるんやったら、いっぱい貰ってねって思うやん?だってその方がさ、潤ってまた新しい曲書いて貰った方がいいやん」と自身の考えを述べました。
■サブスク「地獄に堕ちろ」の川本真琴に「ちょっと違うな」一部意見に反対!エンタメ業の厳しさロザン菅
さらに、川本さんが「(アーティスト側が)サブスク入らなければいいやん」と指摘され「CDデッキもみんな持ってない時代にどうしたらいいねん」と言っていたことについて、菅さんは「俺これは反対やねん!これはちょっと違うなっていうのがあって」と強く主張します。
テレビ離れの時代にYouTubeにシフトしていく芸人たちがYouTubeで収益を出せなかった場合を例に挙げ「『どうしたらええねん』って言うやん?俺それは『知らんがな』やねん」とコメント。
「ハード(面)があって、俺らみたいなソフト(面)がどこに当てはまるかどうかって言うのは、ハードが作られへんねやったら探すしかない」と、ハード面への批判は別の話だと述べます。
宇治原さんは、音楽は文化であるとの考えを明かし「ハード、サブスクの環境をもっとよくすべきだと思う」と、よりよく進んでいくための環境を専門家が話し合って作っていくべきだとコメントしました。
■視聴者も感心「ハードとソフトの話はとてもおもしろいなと思いました」の声
その後も、どのように環境を最適化すれば、アーティストの方々にとって優しい世界になるのかを議論したロザンの2人。
今回の動画に、ネット上では「ハードとソフトの話はとてもおもしろいなと思いました」「川本さんが好きでもツイートに対して賛成部分と反対部分の意見をはっきりおっしゃる菅さんはいいなと思いました」「文化や文明の進化も絶対に切り離せないのも難しいですね」などの声が上がりました。
どのような方法を選べば、アーティストの方々に対して最適な環境を作り出すことができるのかは難しい問題ですね。
ロザンの2人の動画が考えるきっかけになった視聴者も多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=dwo2qg5-omA&feature=youtu.be
(文:葉加瀬ミカ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)