片桐はいり、朝ドラ『ちむどんどん』上白石萌歌との共演シーンに「自然だと思った事はない」

投稿日:2022/09/06 14:05 更新日:

9月6日放送の「SWITCHインタビュー 達人達」(NHK Eテレ)では、片桐はいりさんと中野純さんが対談。片桐さんがNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」について語り話題を集めました。

片桐はいり

(画像:時事)

■片桐はいり、朝ドラ『ちむどんどん』上白石萌歌との共演シーンに「自然だと思った事はない」

朝ドラ「ちむどんどん」で高校の音楽教師・下地響子を演じている片桐さん。ドラマでは、ヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜さん)の妹・歌子を演じる上白石萌歌さんと共演シーンするシーンが話題になりました。

歌う事が大好きな反面、恥ずかしがり屋で、家族以外の人前ではなかなか歌う事ができない歌子。その歌唱力に惚れ込んだ下地が追いかけ回す漫画のようなドタバタ劇は、SNSでトレンド入りするほどお茶の間を沸かせました。

対談相手の中野さんは漫画原作の映像作品が増えオーバーアクトで表現されるシーンが増えたと指摘。

続けて、中野さんは「主人公の妹の歌子を追いかけ回す鬼ごっこみたいになったりとか、完全にドタバタなんだけどめちゃくちゃ自然…。ご本人はどういうふうにオーバーアクト?」とドラマを見た感想を伝えます。

すると、片桐さんは「自然だと思った事はないです。でも漫画って言われてすごく分かったっていうか、そういうのが好きな演出家の舞台に出てる事も多かったんですけど…。 あっこの人たぶん 今ここにシャ〜ってこう線が入ったっていうイメージを求めてるなって思ったら、自分でやって…できないですけど、シャ〜ってこうなったっていうイメージはしますね」と自身の演技を振り返りました。

さらに、片桐さんは「跳んでないけど横に真一文字にこう蹴りを入れたっていう。まぁできないですよ、実際。でもそういうイメージでやってるとか。漫画の表情みたいな何かない表情…目とかがないみたいな。バッテンみたいな表情みたいなのあるじゃないですか。何かそういう時にたぶん自分のイメージは頭の中にそういうものをイメージしてるんだと思います。だからそういう動きになんのかな」と漫画的な動きをイメージしながら演技をしている事を明かします。

■片桐はいりの演技が自然な理由「それをイメージしてるから…」

この話を聞いた中野さんは「いや今すごい納得しました。自然な動きをちょっとありえないくらいオーバーにするのがオーバーアクト。だけどはいりさんがイメージしてるのはそれよりももっとオーバーな漫画の動き、それをイメージしてるからそのイメージに比べたらオーバーアクトは大人しいわけで自然になっちゃうんです」とコメント。

一方で、片桐さんも「別に普通に走ったら普通に走れちゃうんですよ。だけど私の中ではここに 足がいっぱいこうグルグルグルってなってるイメージがたぶんあるんだと思いますね。だからグルグルグルってなってるものが追っかけてるっていうイメージ。たぶんそうしてる気がしました。今、言われて思ったけど」と中野さんの鋭い指摘に気付きあった事を明かします。

また、中野さんは「とんでもないイメージに近づけようと演技してるわけで、自然な演技から離れようと演技してるわけじゃないから…だから自然なんですよ」と語りました。

■片桐はいり・中野純の対談に反響

今回の放送について、ネット上では「下地先生だー!下地先生に今の歌子の歌聞いて欲しいよね~」「片桐はいりのインタビューすごい事言ってる!この人やはりすごい!!」「片桐はいりさんがちむどんどん の話しされてた。マンガの動きみたいって指摘は確かにって納得した」などのコメントが上がっています。

「ちむどんどん」の下地が歌子を何かにつけ追いかけ回すシーンについて、片桐さんの自然な演技がどうやって出来ているのか、納得できる話でしたね。

中野さんの分析力に驚きつつ、頷いた視聴者は多かったのではないでしょうか。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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