8月14日、KinKi Kidsが「The Covers」(NHK BSプレミアム)に出演。「KinKi Kidsナイト!第2夜」として、前回に引き続きKinKi Kidsの魅力が紹介されました。番組の中で語られた『愛のかたまり』の秘話に注目です。
■どこか悲しさも感じるKinKi Kidsのラブソング『愛のかたまり』
【📺まもなく22:45~BSP】#カバーズ#KinKiKids ナイト第2夜🌙#堂本光一 #堂本剛 が語る
ふたりの世界✨ふたりのハーモニーで贈る
名曲たち🌟光一さんの語りでお届けする
ここだけの25周年SP 🎁みなさん準備は良いですか?
まもなくスタート!#カモン ! 😆#リリー・フランキー#水原希子 pic.twitter.com/jUEK12Kvxi— NHK The Covers (@nhk_covers) August 14, 2022
KinKi Kidsの代表的な楽曲『愛のかたまり』。
堂本光一さんが作曲、堂本剛さんが作詞を手掛けた共作で、今ではジャニーズ事務所の多くの後輩がカバーしています。
綺麗でもあり切なさも感じるメロディーと、女性目線の歌詞が特徴的なこの曲。
ただのラブソングではない、どこか悲しさも感じる繊細さが魅力の一つです。
光一さんは歌詞について、「何か問いかけているっていうか、そういう部分がこう、悲しみの部分をちょっとのせてるような気はする」と、この曲の悲しさを感じる部分について語っています。
■22歳という若さで繊細な名曲を創り上げた早熟な2人
驚くのは、この曲を作り上げた2人の年齢。リリースされたのは22歳のこと。
司会のリリー・フランキーさんは、「2人が20年前にこの曲を詞曲で作って歌うって、すごい早熟ですよね」と、驚きを見せていました。
剛さんは、「なんかたぶん、まぁ若かったのもあるし。でもほんとに人のことを好きになった時の、なんかその暴走してしまう自分みたいなものも、なんかここに込めたかったんだと思うんですよね」と、当時の自分の作詞について分析。
「自分を見失うくらい人を好きになってしまったら、ちょっとこういう感じかもみたいな雰囲気だったりとか、そういうのを投影した結果、冷静に文字で読むとかなり怖いですよね」と、若かったからこそ怖さも感じる愛を表現できたと話しました。
■特徴的な女性詞を紡いだ堂本剛が影響を受けた小説家とは?
剛さんは作詞にあたって、「当時、僕あの、太宰治さんの小説をなんか読んでたんですよ」と、影響を受けた小説家の名前を挙げました。
「太宰治読んでると、なんかこのちょっと暗い感じとか、"人を愛しています"っていうことをカラッというわけではなくて、なんかこう、じっくりじわじわじわじわ、愛しているということを説明するような表現が多くて」と、影響を受けた理由について語ります。
「これってでも、一歩間違えるとちょっと怖いかもしれないけど、でも本当に好きってこういうことなのかなみたいな」と感じたといいます。
ネット上でも、「太宰治の表現からインスピレーション受けてこの詩を書くってとんでもないな」「心中的な匂いは太宰治から来てるのね」「太宰治に触発されてできた愛のかたまり・・・なんかすごいな」と、驚きと納得の声が上がっていました。
KinKi Kidsはこの曲以降、『恋涙』『銀色暗号』『Topaz Love』でも、女性目線の歌詞が特徴的な楽曲を共作しています。
『愛のかたまり』と一緒に、2人の詞曲の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(文:藤堂さと/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)