毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』。
11月25日の放送では、「自分らしさ」を追求したリスナーからのメッセージが紹介され、堂本さんが自身の考えや意見を発しました。
（画像：時事）
■ありのままに生きるために会社を退職、堂本剛は現代社会の“風潮”に憂い
番組には、今年の9月付で長年勤めた会社を退職したというリスナーからメッセージが届きます。
この方は「日に日に自分が自分じゃなくなっていく」という感覚に苛まれ、会社を辞めない理由も探し続けていましたが、心も体も限界を越え、何も感じなくなってしまっていたそうです。
退職の意向を伝えた際、上司には心無い言葉も投げかけられたものの、「違う」と思ったことに頷くことなく、ありのままに生きようとした結果の退職という決断だったため、少しばかり嬉しい気持ちもあったとのこと。
今回メッセージを送ったのは。リスナーの方々へ「ありのままの自分を生きることはそんなに難しいことじゃない」と主張したかったためであり、「自分らしく生きる幸せ」を教えてくれた堂本さんへ感謝の言葉も届けられました。
一連のメッセージを受けて、堂本さんはメッセージ内の「私が私であるうちは頑張れると信じています」という言葉に反応し、「この言葉には、色んな社会情勢があるなという感じがします。時代の風潮というか」と率直な心境を明かします。
「『私が私であるうち』っていうのは、このメッセージにもあったように、『私が私ではなくなっていく』という時間も並行して進んでいるからこそですもんね。『私が私である時間』と『私が私ではない時間』。これが並行して走っているということですよね。そのどちらかの流れ、時間軸に乗って未来に進んでいく」と自身の解釈を細かく説明した堂本さん。
「まあ本当は、どちらかがあって、どちらかがないということでなくていいのになと思いますけどね。『私が私である』という時間軸ばかりが進行して、すべての人たちが未来に進んでいけてればいいのになと思うんですけどね』と話しました。
■“自分らしさ”を追求して生きる決断の難しさを知る堂本剛「自分はそれができなかった」
また、堂本さんはこのリスナーが発していた「剛くんに出会えたからこそ」という言葉にも反応し、「そんな嬉しいことを言ってくれてありがとうと思うと同時に、自分自身も『私が私である』や『僕が僕である』時間が本当に少なかったから、こういうメッセージになっていくんですけどね」と話します。
「そしてやっぱり、自分を生きること、それを選択できる勇気や力がある人は、選択して欲しいなって思うんです」と自身の願いも明かしました。
「自分がそれをできなかったから。だから、僕の分までっていう感覚が何かあるのかわからないですけど」と心の内を打ち明けると、「自分が自分でない時間を過ごすなんて、自分が可哀想だって思うから」と伝えました。
■影響を受けたのはリスナーだけじゃない？堂本剛も「めちゃくちゃ勇気と力を貰った」
加えて、堂本さんはこのリスナーが「社内で空気を読めない人」というレッテルを貼られて退職したことに言及。
「なんか切ないよな。『それがお前やからな』って感じにじゃないのがなんか切ないですよね」と話した堂本さんは「だって、ポジティブにエンドさせることは何もネガティブではないねんけどね」と意見を発します。
このリスナーのメッセージが胸に刺さっているリスナーも多いと推測した後、このリスナーの未来が楽しみであるため、「どんな未来に辿り着くのか、それもすごく楽しみなので、近況報告したいと思ったらまたメッセージを送ってください」と呼びかけた堂本さん。
「自分らしく生きるということを選択した、その果ての未来が、自分らしく光り輝いていたとしたら、すごい勇気を与えられると思う」と話します。
一方で、「そうじゃなかったとしても、僕がよく言う自分で選択した果ての後悔、思うようにいかないという現実、そういうメッセージが綴られていたとしても、やっぱり自分で選択したことに意味があって、その力強さや勇気はあると思う」とも主張。
堂本さん自身も「僕は僕でめちゃくちゃ勇気と力を貰っちゃった」と明かしました。
ネット上では「自分を生きること。自分の意思を通した未来の方が、後悔は無いと思う」という意見や、「自分らしく生きる事を選択する勇気。。とても大切な勇気だね」といったポジティブな声掛け、さらには「自分らしく…最近の私は自分らしく生きれていないことが多い気がするな」とメッセージを機に考えるリスナーの様子など、様々な声が見られました。
自身のエピソードを包み隠さず伝えた上で、「自分らしく生きること」の重要性を伝えてくれたこのリスナーに感化された人は少なくないのではないでしょうか。
堂本さんも話していましたが、自分らしさを追い求めた先に、後悔のない未来が待っていることを願うばかりです。
【番組情報】
堂本 剛 とFashion & Music Book
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（文：横浜あゆむ/編：おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部）