毎週水曜日深夜放送のラジオ番組「和牛のモーモーラジオ」(文化放送)。1月15日の放送では、賞レースに出場してきた和牛の本音が語られ、話題になりました。
(画像:時事)
■和牛、M-1グランプリ直前の公演について語る
本日26時からは #和牛 の #モーモーラジオ !
本日は和牛さんたちのM-1までの苦悩など #モーラジ 版M1アナザーストーリーを語ってくれています。
今後、後輩芸人たちをこういう形で応援してあげてほしい、という和牛さんならではのメッセージも語られています。漫才ファンの方も是非お聞きください! pic.twitter.com/PoQPsY1w93— 和牛のモーモーラジオ (@wagyu_joqr) January 15, 2020
番組の中盤、お正月の公演の話から、水田信二さんは「これ言わんと思ったけど、言おうかな、後輩たちのために……」と話を切り出します。
その内容は、ファンレターに「〇〇の公演、5ステ(5ステージ)全て行きます」というような内容は書かないで欲しい、というファンに向けてのお願いでした。
その理由として、「全てのお客さんに向けてやるから気にせんでもええねんけど……」と前置きしつつ、それぞれのステージで同じネタを披露することに抵抗がでてしまうことをあげます。
しかし、賞レース前は同じネタをやることで、細部に変更を入れるなど、賞レースに向けた調整をする必要があるそう。
水田さんは、すぐに迫ったM-1のために3回すべて同じネタをやる予定の公演で、事前に「今日全部観に行きます」というメッセージを何通か貰っていたそう。
1回目、2回目と同じネタを披露したものの、2回目は1回目のお客さんと同じお客さんが多数いたことから「ウケめっちゃ下がったんよ」と振り返ります。
水田さんは、このままではM-1に支障をきたしかねないほど調子を崩してしまったため、3回目は違うネタに変更。
3回目は吹っ切れたせいか、水田さんは色々なことを気にせず、アドリブも交えながら漫才が出来たと言います。
すると公演後にファンから、「M-1直前だけど、気にせずみんな楽しんでというメッセージを貰ったような気がしました」とお手紙が。
しかし水田さんとしては、「いや、ちゃうねん! ちゃんとやりたかったけど、みんなが3回ともハラハラしながら見て、だんだん笑わんくなっていくから」と、漫才師側の気持ちを明かしていました。
■M-1直後にTwitter更新した和牛・水田、憶測がネットニュースで流れるも「全然関係ないねん」
そんな話から、川西賢志郎さんは、「憶測が憶測を呼んで、さも事実みたいになる」とネットニュースでも同じことが言えるといいます。
水田さんは、M-1グランプリで審査員だった上沼恵美子さんに厳しいことを言われたことで、Twitterのプロフィールを変えたというネットニュースが流れたのだそう。
このニュースに対し、水田さんは「全然、関係ないねん、あれも」と、そのニュース内容を完全否定。
そのプロフィールには、これまでM-1グランプリのことを書いていたそうですが、もう出場しないことから、一旦シンプルにしようと思ったこともあり、"漫才師"とだけ記載したことを明かします。
そういった情報に対し水田さんは、「あまり鵜呑みにしない方がいい」とコメント。
また並べて、今後、他の芸人が賞レースに出ることになった時、直前の公演を「全部観に来ます」といったメッセージは送らないであげて欲しいとお願いしていました。
■和牛の本音に「貴重な話」と色々と考えさせられるファン相次ぐ
川西さんは、「私はこのネタの方がいいと思います」といったメッセージも、気にする人は気にするから、やめておいた方が良いとコメント。
「当事者(漫才師側)はこう思うと思うよ、という一意見として聴いて欲しい」と、ファンに向け、優しいメッセージを送りました。
この話を聴いたリスナーは、ネット上で「今回のモーラジはお笑い好きの方々全てに聴いて欲しい内容だった」「水田節炸裂!M-1から解放されたこれからが楽しみ!」「耳に痛い話もありつつ、なんだか貴重な話だったな」「もっとズバズバ言ってもいいのに、そこは良識あるお二人。丸く優しく窘めてくれた」といったコメントが寄せられました。
和牛の2人はもうM-1グランプリには出場しないことから、後輩たちのためにも本音を語ってくれました。色々と考えさせられる内容となっていたではないでしょうか。
http://radiko.jp/#!/ts/QRR/20200116020000
(文:ジョブリナ)