「芸人ならどんなにキツめの設定背負わされてもつい乗っかっちゃう説」の検証が行われた1月16日放送の「水曜日のダウンタウン」。最初からヤラセ前提の企画に芸人がどこかまで乗っかれるのかの検証ですが、最後に登場した番組からのメッセージが"深い"と反響を呼んでいます。
キツめの設定でもヤラセに乗っかる芸人達
今週16日の放送は・・・▼芸人はヤラセに加担しちゃう?ドッキリでコンプラチェック▼モノマネ芸人たちによる「モノマネ伝言ゲーム」▼1つのメニューしかない店▼ミスター押忍の「押忍BINGO」
予告動画はコチラ♪⇒https://t.co/jI9SXrs7tS#水曜日のダウンタウン #tbs— 水曜日のダウンタウン (@wed_downtown) 2019年1月14日
16日放送の「水曜日のダウンタウン」で検証が行われた企画「芸人ならどんなにキツめの設定背負わされてもつい乗っかっちゃう説」。これは、最初からヤラセ前提でも仕事のためなら芸人はスタッフから与えられた設定を受け入れ、どこまでも嘘を突き通せるのではないかという検証をする企画。最初に登場したのはあばれる君で、初めて訪れるお店をさも行きつけのお店のように紹介するヤラセを行うようにスタッフから依頼されます。ヤラセを受け入れたあばれる君は、店の場所がわからなくなったり入口を間違えたりなど失敗もありましたがなんとか乗り切ります。
サッカー一筋のパンサー尾形が広島カープファンに?
「レベル2」でターゲットになったのはパンサーの尾形貴弘さん。尾形さんはサッカー一筋で野球の知識は全くないのですが、熱狂的な広島カープファンという設定で、カープファンが集うお店を訪問することに。野球自体の知識もないまま、得意のハイテンションで熱狂的カープファンという前提のキツめのヤラセを乗りきろうとします。けれども、昨シーズンのカープのMVPという質問でボロが出て企画は終了、「水曜日のダウンタウン」のドッキリであることが伝えられます。
“演者にヤラセの罪はない”番組のメッセージが話題
最後に登場したのはお笑いコンビ・バッドナイスの2人で、あえて「水曜日のダウンタウン」と伝えて、ヤラセに乗っかるのかを検証。ヤラセを受け入れた2人は番組が用意した偽物の母親を本物の母親という設定のヤラセ企画に乗っかることになります。無茶苦茶すぎな企画をある程度行ったところでネタばらし。スタッフから「(ヤラセを)断る選択肢はなかったんですか?」と聞かれると、バッドナイスは「(水曜にのダウンタウンは)キラーコンテンツっすからね」「激アツっすからね」と返答。憧れの番組に出演できるので、どんな無理な設定のヤラセでも乗っかるしかないと、胸の内を吐露します。そして、企画終了後のテロップでは“演者にヤラセの罪はない”という文字が踊ることになり、番組からの演者の芸人にヤラセの責任はないと視聴者に伝えることになります。
「水曜日のダウンタウン」のメッセージに視聴者も反応
演者にヤラセの罪はない。
これはイッテQの宮川大輔に向けての言葉かな#水曜日のダウンタウン
— 那珂san (@SNKTYKZ06) 2019年1月16日
『演者にヤラセの罪はない』
番組を超えて芸人を愛してる感が伝わる。#水曜日のダウンタウン— 六 (@roku63121) 2019年1月16日
「演者にヤラセの罪はない」は本当に金言ですね…
— ノットワークあだち (@go_orangista_go) 2019年1月16日
「演者にヤラセの罪はない」愛ですなぁ! #水曜日のダウンタウン はそういうとこファイティングポーズとってくよね。だから支持層も固い。22時放送だから「それ以外」の層にも届いちゃうから諸々ややこしいけど(笑)
— tomohiro (@tomohiro1983) 2019年1月16日
“演者にヤラセの罪はない”というメッセージには、「これはイッテQの宮川大輔に向けての言葉かな」「愛ですなぁ」などのツイートがあがっていました。演者である芸人はスタッフからどんな無理なヤラセを要求されて乗っかるしかないと見せてから、“演者にヤラセの罪はない”のメッセージを送る流れが見事。このメッセージを見ると、ヤラセ疑惑で批判の矢面に立たされた宮川大輔さんのことを思い浮かべるのも当然のこと。番組から芸人達へ"君達のことは守るよ"という番組からのメッセージと読み取ることもできて深いテーマを伝える企画になっていました。(文:かんだがわのぞみ)