スピッツのボーカルである草野マサムネさんがパーソナリティを務めるラジオ番組『SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記』(TOKYOFMほか)。8月23日の放送では、RADWIMPSやONE OK ROCKをうらやましく思っている理由などが語られました。
■草野マサムネ、ステイホーム中に口が開きにくくなってしまった!?
21:00~『#SPITZ #草野マサムネ の #ロック大陸漫遊記』
今回は「ラップのロックで漫遊記🎤」
Run-D.M.C.がエアロスミスとのコラボをヒットさせて以降ヒップホップの影響を受けたロックミュージック🎸
マサムネさんのプレイリストのラップのロックとは⁉️🤩#tokyofm #radiko https://t.co/T3rz6tPrq7— TOKYO FM 80.0 (@tokyofm) August 23, 2020
番組オープニングでは、ステイホーム中の話へ。
ステイホーム中の夜に映画を観ながら、ついついスナック菓子に手が伸びてしまい「これが習慣になると良くない」と思ったという草野さんは、代わりにガムをよく噛むようになったのだそう。
そうしたところ、ある日の朝、口が開きにくくなってしまい、顎の筋肉が異様に凝ってしまっていたのだとか。
なんでも草野さんは、ガムの味が無くなっても、その後2~3時間は噛み続けるタイプだそうで、顎が凝ってしまった原因を「普段から噛み応えのあるものを食べていないと、顎の筋肉ってね、衰えてくるんでしょうかね。特に50歳過ぎてからは意識的に咀嚼というのをやらないといけないって話も聞きますしね」と見当づけます。
この話題の最後は「なので私も気をつけるので、皆さんも気をつけてください」と呼び掛けました。
■草野マサムネ「スピッツでもラップを取り入れたいと思ったことがあった」と明かす
そして、今回は【ラップのロックで漫遊記】と題し、草野さんのプレイリストに入っているラップのロックが紹介されていきました。
途中、90年代に日本でラップが流行ったときのことを顧みて、草野さんは「オレもねぇスピッツでちょっとラップを取り入れたいなって思ったことがあったんです」と告白。
そして「情けない感じの哀愁漂う感じのラップっていうのかな『僕フラれちゃいました』みたいな」と具体的な構想もあったことを明かします。
草野さんは、当時からラップは"パーリーピーポー"的な不良っぽい人たちのものというイメージがあったそうですが、そことは違う新しい形で何か出来ないかと模索した時期もあったのだそう。
しかし、いざラップをしようとしても、どうしても癖でメロディーをつけて歌ってしまうことから、無理だと思って諦めたのだとか。
「今考えれば、ちゃんと本職のラッパーにゲストに入ってもらうっていう方法もあったなぁなんて思いますけれどもね」と振り返る草野さんでした。
■草野マサムネが告白『RADWIMPSやONE OK ROCKがちょっとうらやましい』その理由とは…?
番組エンディングで、草野さんは「世代的に曲の雰囲気というのが全然違うと思うんですよ」と切り出し「例えば日本のロックバンドでもRADWIMPSとかONE OK ROCKはヒップホップをちゃんと通ってるなぁって感じがします。ヒップホップを通ってると、楽曲のリズムの印象というのが全く違ってきて、なんか俺ら世代には出せないノリだったりするんで、ちょっとうらやましいなぁと思う事もあるんですが、リズムがより攻撃的になる感じというのかな?」とコメント。世代によって聴いてきた曲が変わると作る音楽も変わってくると言います。
そして「あとメロディーにしてもヒップホップ以降だと少し違うんですよね」と言って紹介したのは、ZespriのキウイのCMのメロディー。このメロディーを「若いヒップホップ以降のメロディーだなと思って聴いてたりしましたね」「あれは俺の辞書にはないなぁと思って聴いてたりしました」と語りました。
リスナーはネット上で「メロディーのラップをぜひ取り入れて欲しい」「メロディアスになっちゃうの斬新」「キウイのCMまでやってくれた」「ついキウイのCM動画観ちゃいました あぁこれか~って」などと反応していました。
スピッツでラップを取り入れた曲を作ろうとしていたという話は驚きましたね。最後の最後まで興味深い話が語られた回だったのではないでしょうか。
【番組情報】
SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記
http://radiko.jp/#!/ts/FMT/20200823210000
(文:ジョブリナ)