Queenメンバーが激白「僕たちはロックスターではなく…」映画公開後初インタビューNHKニュースウォッチ9

投稿日:2018/12/18 12:59 更新日:

Queenのボーカル、フレディ・マーキュリーを主人公にした映画「ボヘミアン・ラプソディ」が、観客動員390万、興収53億を突破するなど大ヒットを記録。そうした中、12月17日放送のNHK「ニュースウォッチ9」では、Queenのブライアン・メイとロジャー・テイラー の独占インタビューに成功、映画のヒットもあり注目を集めました。

「ニュースウォッチ9」がQueenのメンバーを独占インタビュー

17日放送の「ニュースウォッチ9」が、イギリスのロックバンド・Queenのギター、ブライアン・メイ(ギター)と、ロジャー・テイラー(ドラム)の独占インタビューに成功しました。親日家として知られるQueen。それには理由があって、「アメリカやイギリスでの人気は少しだけ、日本での人気は圧倒的だった」と語るロジャー。さらに、羽田空港でのファンの出迎えについては「ファンタスティック!」という言葉も使い「羽田空港でのあの日は一生忘れないよ」とコメント。世界的なバンドになるQueenですが、日本の女性ファンから熱狂的な人気を獲得して、そこから世界に広がったことが知られています。映画「ボヘミアン・ラプソディ」も世界中でヒットを記録していますが、日本では特に4週連続で前週の興収を上回る右肩上げりのヒットを記録していますね。日本で熱狂的な支持を受けたことがバンドに自信を与えてくれて、前に進んでいけたと語る姿が印象的で、フレディの死から約30年が経った今でも日本とQueenの縁を感じさせる内容でした。また、番組では一部を日本語で歌うQueenの楽曲「Teo Torriatte」の紹介もありました。こちらの曲を含め、Queenの楽曲はYouTubeオフィシャルチャンネルで聞くことができます。(https://www.youtube.com/watch?v=Ge18n2JCwBs

「僕たちはロックスターではなく、人間的でありたかったんだ」

番組では、ペルシャ系インド人の両親の元に生まれた移民の子供で、同性愛者でもあったフレディの苦悩に触れる部分も場面も放送されました。ブライアンは、自分たちの感情を歌詞に組み込んだ曲「イッツ・ア・ハード・ライフ」を紹介しつつ、「それぞれ抱える痛みについてよく話し合った」とコメント。他にも、「豪邸に住み、うわべでは豪華な生活をしているが、心の中は傷ついているんだ」と曲のメッセージについて力説する場面もありました。苦悩を抱えたフレディは、パフォーマーとして観客とつながることで苦悩を乗り越えて行こうとしたとのこと。そんなフレディについて、ロジャーは「人とつながることが全てだったんだ」と、力強い言葉で彼の人柄について力説しています。また、ブライアンは、「僕たちはロックスターではなく、人間的でありたかったんだ」と語っています。

「濃くて良かった」「嬉しかった」共感と絶賛の声

放送を見た人達からは、「短い時間だったけど内容濃くてよかった」「昔も今も変わらず素敵なアーティストでした」などのコメントがあがっていました。また、「僕は壁でなく橋を築きたいアメリカで起きていることも残念だ」という2人が最後に語った今の時代のナショナリズムの台頭についての言葉も共感を呼んでいます。短い時間でしたが、Queenというバンドの哲学や苦悩、今の時代のメッセージなどうまく引き出していました。ちなみに、映画のヒットを受けて2002年に放送されて好評だった「ボヘミアン・ラプソディ殺人事件」の再放送も決定しました。この番組は、オペラパートの録音方法や、当時としては画期的だったPVの戦略など「ボヘミアン・ラプソディ」のヒットの秘密を多角的に掘り下げる濃い内容の番組になっています。NHK総合で2018年12月24日(月) 午後1時05分から放送なので興味がある方はぜひはご視聴下さい。(https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92928/2928101/index.html)(文:かんだがわのぞみ)

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