毎週水曜日放送のテレビ番組「あちこちオードリー」(テレビ東京系列)。5月10日の放送では、オードリーの若林正恭さんがお笑い界だけでなく日本全体に存在する“偏見”について持論を展開しました。
(画像:時事)
■オードリー若林「自分に近いものを感じる」テレビから消えたアノ女性芸人の今に共鳴
このあと23時06分放送!
新企画『俺だけがグッときたニュース』
アルコ&ピース、鬼越トマホーク、シソンヌ長谷川さんとおそらく自分だけがグッときたと思うニュースを発表‼️
ニュースからオードリーとの意外な共通点や本音が露わに!?
お楽しみに😊https://t.co/MC3ijSmboZ@nobrock pic.twitter.com/PtQGvDMdWw— あちこちオードリー【水曜よる11:06テレビ東京系列】 (@AchikochiAudrey) May 10, 2023
番組ではオードリーとゲストの方々が「グッときたニュース」を紹介していくこととなり、若林さんは現在カナダへ留学中の光浦靖子さんの話題を切り出します。
「光浦さんのインスタが楽しみで」と明かした若林さんは「言ったら女性芸人がめちゃくちゃにされてた時代の方じゃないですか。キャラも自分に近いものを感じるのよ。地味な感じというか」と話します。
「その光浦さんが、バンクーバーで金髪メッシュ。それでボルダリングをしてるんですよ。この間は寒中水泳もやってたし、UFC(アメリカの総合格闘技団体)も見に行ってた」と海外での光浦さんの生活に触れた後、「俺はすごいグッときて。光浦さんに金髪メッシュを入れさせなかったものってなんだろうって考えちゃったね」と、グッときた理由を明かしました。
■オードリー若林、センター分けの髪型を指摘され「黙れと思っていた」
若林さんの話はまだまだ続き、「日本だとできなかったことだからカナダでやってるわけじゃない?」と話した後、「ごちゃごちゃ言い過ぎなんじゃないかなと思って、日本のお笑い界って。細かいところばっか摘んで」と主張します。
「金髪メッシュに俺がしたらすごい言うでしょ?俺の3つ上くらいのダサいことが嫌いな世代がさ」と話した若林さん。
というも、若林さんは現在のセンター分けの髪型にしたばかりの頃、先輩芸人の方たちから「なんで真ん中分けたの?」と聞かれることが多かったらしいです。
そのことを受けて「黙れと思っていた」と言い放ち、スタジオを笑わせました。
■オードリー若林、パンサー向井がピアスの穴を塞いで「すごい悔しかった」
この話に関連して、若林さんはパンサーの向井慧さんにまつわるある話に言及。
「向井くんはピアス開けたでしょ?なんかね、俺嬉しかったの。なんでかわからないけど」と切り出した若林さんですが、以前会った際にはその穴が塞がってしまっていたそうなんです。
それを見た若林さんが「どうしたの?」と尋ねたところ、向井さんから「ある人に『ピアス開けたんだ。高校生の夏休みみたいだからやめな』って言われて、すぐやめることにしました』と伝えられたらしく、若林さんは「それがね、すごい悔しかったんだよね」と明かしました。
ゲストのアルコ&ピース・平子祐希さんも若林さんの考えに同調し、「高校生の夏休み上等じゃんか!それを永遠に続けていけることが幸せじゃない?」と周囲に投げかけます。
一連の若林さんの話があまりにも刺さってしまった平子さんは「高校生の夏休み以上に楽しかったことってないじゃん?あんなに笑った日々ないじゃんか?」と発した後、「俺も悔しいよ」と話して若林さんと共鳴しました。
最終的に若林さんが「なんかそういう空気があるから。世間というか、お笑い界の村っぽい感じが。それがね、光浦さん見てるとすごい思う」とまとめると、平子さんも「カナダだから出来たんじゃなく、日本がさせなかったんだよね」と話しています。
ネット上では、「光浦さんの近況知らなかった!楽しそうでなにより」といった感想だけでなく、「光浦さんや向井さんの話、芸能界に限らず日本の『ちょっと違うことすると何か言われる』閉塞性を改めて感じた…」や「悔しいってはっきり言ってくれる若様と平子さん」のように、若林さんや平子さんと同じような“違和感”に疑問を呈する声も見られました。
若林さんが光浦さんのインスタを楽しんでいたのが意外に感じただけでなく、その主張から現在の風潮に相当な違和感を持っていることが伝わってきました。
若林さん、平子さんともに同様の経験をしたことがあるからこそ、人の目を気にして自由になれない“しんどさ”を知っていたのでしょう。
【番組情報】
あちこちオードリー
https://tver.jp/lp/episodes/epq28hkc70
(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)