5月10日、ドキュメンタリー番組「ふるさとの未来」(TBS系)では、ハンバーガーチェーンのドムドムハンバーガーを特集。赤字続きから2021年に黒字回復した新社長の手腕に注目が集まっています。
■女性社長の驚きの手法で赤字続きが見事にV字回復
TBS「ふるさとの未来」
ドムドムハンバーガー復活の秘密#TVer #ふるさとの未来 #加藤紀子 #宮崎由加 #南波雅俊https://t.co/KPerqZGBKm— TVer【公式】 (@TVer_info) May 10, 2023
1970年、日本初のハンバーガーチェーンとして誕生したドムドムハンバーガー。
90年代には400店舗以上を展開していましたが、最近では数十店舗まで減少し、赤字が続いていました。
ところが、2017年になると黒字にV字回復。この快挙を入社3年目で成し遂げたのが、現・代表取締役社長の藤﨑忍さんです。
今回は、藤﨑社長をスタジオゲストに迎え、ドムドムハンバーガーの経営について聞いていきます。
実は、ドムドムハンバーガーでは藤﨑社長が就任してから新たに始めた事業がありました。それは、アパレル事業への参入。
きっかけは、新型コロナウイルス感染症発生時のマスク不足。ドムドムハンバーガーでは、まずスタッフに配るためにマスコットキャラクター「どむぞうくん」をデザインしたマスクを作ったのです。
それを消費者にも分けようとしたのがブレイクのきっかけだそう。消費者向けに安価で販売したところ、デザインのかわいらしさもあって大好評。17万枚もの売上を記録します。
消費者から「オンラインで販売してほしい」との要望を受け、マスク販売の10日後にはECサイトを立ち上げ。
サイトでは、マスクだけでなくTシャツやバッグ、帽子やぬいぐるみなどさまざまなアパレル商品を取り扱うことに。
すると、これが消費者に受け、1日で売り切れる商品が出るほどの人気になったそう。
特にどむぞうくんのぬいぐるみが人気で、これまで3~4回増産しているものの、即日完売してしまうのだとか。
■ハンバーガー食べたことなくてもドムドム好き!な若者が急増中?
また、Twitterでは新しいぬいぐるみの名前募集ツイートに7万もの「いいね」がつくなど、今ドムドムハンバーガーのアパレルが大バズりしているそう。
さらに、現在では生活雑貨チェーンのLOFT(ロフト)などとコラボ商品を全国展開。
ドムドムハンバーガー全体の売上のうち、アパレル事業の売上は10%に上ると言います。藤﨑社長によると、ドムドムハンバーガーのアパレルは若者の利用者も多く、Twitterで「俺、食べたことないけど着てるよ」とのつぶやきもあるのだとか。
MCの宮崎由加さんが「アパレルきっかけで逆に知るみたいな人も」と聞くと、「そうです」と藤﨑社長。「食べたことないけどっておっしゃる方も多いですね」と、ドムドムのハンバーガーは食べたことがなくても、アパレル商品は持っているという人も多いのだそう。
宮崎さんが「部屋着とか、でもなんか着てみたい」と言うと、藤﨑社長は「これから部屋着も出ます」と明かしました。
■V字回復を遂げたドムドムハンバーガーに視聴者も期待
番組では他にも、「手作り厚焼きたまごバーガー」「はみでる! アジフライバーガー」といった他社にはないオリジナリティあふれるハンバーガーを紹介。
今回の放送に対し、ネット上では「ドムドムの歴史はかなりおもしろいんだな」「まじ日本発バーガーとして立場築いたらインバウンドでもアパレルグッズ売り上げ相乗効果狙える感じだよね」「厚焼きたまごバーガーすげえ。おいしそうだわー、たべたいわー」との声が上がっています。
ドムドムハンバーガーがアパレルで成功していたのは驚きでしたね。消費者を喜ばせることを第一に考える藤﨑社長の発想が、V字回復成功の鍵と言えるのではないでしょうか。
【番組情報】
ふるさとの未来
https://tver.jp/lp/episodes/epmdkzal8c
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)