20年前の夏に放送されたドラマ『WATER BOYS（ウォーターボーイズ）』。5月9日から関東ローカルとしてフジテレビで再放送が始まり、歓喜する声が続出しています。
（画像：時事通信フォト）
■山田孝之がフレッシュすぎる！
ドラマ『WATER BOYS』は、妻夫木聡さんが主演を務めた映画版『ウォーターボーイズ』の2年後を描いた物語。
シンクロナイズドスイミングに憧れて唯野高校の水泳部に入部した進藤勘九郎（山田孝之）が学園祭でシンクロを披露しようと意気込みますが、水泳部部員の進学率の低さを懸念した教育委員会はそれを拒否。勘九郎が同好会を立ち上げたり、仲間を集めたりしてシンクロに奮闘する様子などが描かれています。
この作品で感動するのは、なんといってもシンクロを披露しているシーン。実は、スタントマンなどを使わずに、演者自らが猛特訓をして演目を披露しているのです。
オーディションで主役に選ばれ、このドラマが初主演作品となった山田さんは、もともと泳ぎが苦手だったそう。スパルタの指導を耐え抜いて演じきったことは、当時視聴者を驚かせました。
今では、強面な姿が印象的なドラマ『闇金ウシジマくん』や、コメディ要素が強いドラマ『勇者ヨシヒコシリーズ』など、強烈な個性を持った人物を演じることが多い山田さんですが、20年前は山田さんが「好青年」を売りにしようとしていた時期でした。
だからこそ、フレッシュな彼の姿を今見ると視聴者はギャップを感じたようで、ネット上では「山田孝之と森山未來が爽やか少年過ぎだろ…今と同一人物に見えない」「ウォーターボーイズの頃の山田くんかわいかった。20年前とか白目むいちゃう」などの声があがっています。
■『WATER BOYS』は若手俳優の登竜門だった？キャストが豪華すぎ！
さらに『WATER BOYS（ウォーターボーイズ）』は若手俳優の登竜門とも言われていました。映画・ドラマ共に、出演したキャストが次々とブレイクを果たしていったからです。
ここで、出演者を振り返ってみると、映画『ウォーターボーイズ』には妻夫木聡さん、玉木宏さん、金子貴俊さんが。
2003年のドラマ『WATER BOYS』には、山田孝之さん、森山未來さん、瑛太（永山瑛太）さんが出演。脇を固めたのは、田中圭さんや星野源さんで、初々しい姿を見せています。
翌年の『WATER BOYS 2』には、市原隼人さん、中尾明慶さん、斉藤慶太さん、小池徹平さんが出演。この時のヒロインは、石原さとみさんで、彼女のあどけなさが残る表情を今でも覚えている視聴者は多いようです。
そして『WATER BOYS 2005夏』には、永山瑛太さん、小出恵介さん、平岡祐太さん、柄本佑さんが出演していました。
ザッと名前を並べて見ても、今も大活躍している俳優ばかり。ネット上では「今考えると本当に豪華なメンバーでしたよね」「ウォーターボーイズのキャスト最高かよ」など、驚くコメントが続出しています。
■「オレの青春」「青春すぎてむせそう」20年前のドラマ『WATER BOYS』再放送きたぁぁぁぁ！！胸熱すぎぃぃぃ
最初に公開された映画で飛び出た名台詞「ここで恥をかく方が一生ダメなままよりいいだろ」が物語のテーマのようにドラマへと受け継がれている『WATER BOYS（ウォーターボーイズ）』。
そんな胸を熱くするような青春ドラマが2000年前半、毎年夏を知らせるように公開されていたこともあり、リアルタイムで観ていたという人からは「懐かしい ちょうど世代だから胸熱」「聞こえてきたシンクロBOM-BA-YE、青春すぎてむせそうになった」「オレの青春！！！」「平成っ子殺しにきてるね」などの声が上がりました。
ドラマ放送当時、中学生や高校生だったという人の中には『シンクロBOM-BA-YE』を聴いただけでプールの匂いを思い出す人もいるのではないでしょうか。
20年前の作品を機に、一足早く夏を感じている人は多いようです。
（文：霧島みつき/編：おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部）