5月6日放送の「ワルイコあつまれ」(NHK Eテレ)では、坪田信貴さんがゲストとして登場。坪田さんは「才能」について持論を展開し、話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■「ビリギャル」著者が『才能』について持論
本日最初のコーナーは『子ども記者会見』
ゲストは“ビリギャル”で知られる学習塾塾長・坪田信貴さんです。#ワルイコあつまれ— ワルイコあつまれ (@nhk_waruiko) May 6, 2023
今回のゲストは「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(通称:ビリギャル)の著者として知られる坪田さん。
そんな坪田さんは学習塾「坪田塾」塾長として数々の受験生の指導を行ってきました。
坪田さんは子供たちからの質疑応答に答える「子ども記者会見」に参加。
“しんごちん”として記者会見に参加した香取慎吾さんが「坪田さんから見て、先生側の上手い下手とかありますか?」と尋ねると、坪田さんは「それは先生が上手いか下手かっていう部分でいうと、多分僕は一個だと思ってて。子どもたちの才能があるないっていうのが…才能がある子と才能がない子がいるって思ってる人っていうのは僕は下手な先生だと思います」と答えます。
香取さんが「才能ある、ないっていうのはない?」と問いかけると、坪田さんは「ないです」と明言します。
さらに、香取さんが「頭いい子、頭悪い子みたいな」と聞くと、坪田さんは「それはないです」と返答。
ここで、坪田さんは「少なくとも大学受験レベルまではないです。究極的に言うと、東大に行くってことは誰にもできるんです。何でかっていうと大学受験までの勉強って答えがあるんですよ。大学受験以降、大学以降の勉強あるいは人生って答えないんですよ」と、社会人以降は求められるものが違うと言及します。
また、坪田さんは「何が言いたいかっていうと、『才能』ってみんな言うじゃないですか、才能って結果なんですよ。結果から我々はこの人って才能があったんだねって言ってるだけなんです」と、才能について持論を展開。
この話を聞いた進行役の稲垣吾郎さんも「確かに使っちゃう! 僕らも使っちゃう。当たり前に」と納得した表情を浮かべました。
■子どもから「後出しジャンケン」の声!NHK Eテレ出演『ビリギャル』著者 学習塾塾長 坪田信貴が話題
ビリギャルのモデルになった小林さやかさんについて、坪田さんは彼女が慶應大学目指すと宣言した時、周囲の人間からは「あいつバカだったけど、とうとう頭がおかしくなったらしい」と冷ややかな視線を向けられていたことを明かします。
しかし、見事に彼女が合格すると、周囲の人間は「もともと地頭が良かったでしょ」と手のひらを返します。
また、坪田さんが「もしさやかちゃんが試験本番で体調崩して、全部の入試であと1点差で全部落ちてたとします。そしたら言われてない。ほら見たことか、言わんこっちゃないと。あんた塾の先生に騙されてたんだよって言われてたと思いません?」と話すと、1人の子ども記者は「後出しジャンケン」と指摘。
指摘を受けた坪田さんは「その通りなんです。本当にいい言葉」と、彼女のワードチョイスを褒めます。
さらに、坪田さんは「才能っていうのはまさに後出しジャンケンで。だから僕は、いや誰もが才能があるし、むしろ才能があるって言われるように今からしてこうぜっていうスタンスでいることが、先生が何かいわゆる上手いとか下手っていう部分というのは差はそこかなって思いますけどね」と話をまとめました。
稲垣さんは「坪田さん、話めちゃめちゃ面白いですね。引き込まれた。まだ質問1つ目だよ?」と、坪田さんのトークスキルを絶賛。
今回の放送にはネット上で、「大学受験までの勉強には答えがある本当にそうね。才能は後出しジャンケン」「才能は後出しジャンケン #ワルイコあつまれ お話し引き込まれるっ」「才能は後出しジャンケンなるほどなぁ」などのコメントが上がっています。
「才能は後出しジャンケン」というのはまさに核心を突いた言葉ですね。
また、誰もが才能を持っていると伝えてあげることが大切という話も印象的でした。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)