12月16日放送の「あさイチ」(NHK総合)の「プレミアムトーク」に、声優の梶裕貴さんがゲストとして登場。梶さんは声優のオーディション事情を明かし話題を集めました。
(画像:時事)
■人気声優・梶裕貴が告白!声優オーディション事情
『#あさイチ』
ご覧いただき、ありがとうございました!
博多華丸・大吉さん、鈴木アナが優しく接してくださいました😊
生朝ドラ受けに感動!笑声優についてのお話たっぷり。
貴重な機会、光栄です🕊
山寺さん、三間さんの愛あるお言葉にも感謝✨見逃し配信はこちら⬇️https://t.co/zTtijlAQci https://t.co/X0nZvvz1w0 pic.twitter.com/aUUpHx8sJV
— 梶裕貴 Yuki Kaji (@KAJI__OFFICIAL) December 16, 2022
梶さんは「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役などで知られる人気声優。そんな梶さんでも、いまだにオーディションを受けているそう。
この話を聞いた博多大吉さんが「もう行かなくても(いいのでは)?」と伝えると、梶さんは「先ほど山寺宏一さんがVTRに出てましたけど…。山寺さんもご自身で仰ってましたが、ご自身でオーディションを受けられていて」と、キャリアにかかわらずオーディションを経て選ばれる事を明かします。
梶さんによると1番手から5番手までの主要キャラクターはオーディションで決まる事が多いそう。
「一番最初は制作スタジオさんから、この台詞を読んで声を収録した素材を送ってくださいと。それが一次審査でふるいにかけられて、二次審査でスタジオに実際行って、演出をいただきながら、どう変えられるみたいなチェックがありつつ、さらには別のキャラクターとの掛け合いのお芝居を見たいからって言うので3次審査まであったりするんですけど」と、オーディションの過程を説明します。
「もちろん、その人だったりタイミングにもよるんですけどリアルにもう30タイトル受けて1つ受かればいい方っていう感覚ですね。もうダダ滑りです。落ちまくってます。もちろんご指名される事もありますけれども基本的にはオーディション。大先輩方も新人もそれは同じですね」と告白しました。
■梶裕貴、「進撃の巨人」エレン役で叫び過ぎて…
感情をむき出しに叫び声を上げるシーンも多いエレン役について、鈴木奈穂子アナウンサーが「エレンがすごい叫ぶんですよね。だから私も喉のケアはどうしているのかなと」と尋ねます。
すると、梶さんは「エレンは作品の中で10歳から19歳までの時間が流れているんですけど、15歳から19歳という変化が今、放送されているファイナルシーズンではその変化があったんですけど、物語の序盤は結構本当に熱くワァーって叫んで自分で突っ込んで戦うみたいな瞬間が多くて、だけど今は一歩引いて達観した台詞が多くなったんで叫ばなくなったなと思っていたんですけど」と、劇中でのエレンの変化について言及。
「序盤の頃は収録の度に本当に使い物にならないぐらいになってしまってたので、あらかじめアフレコが終わるタイミングで病院を予約してました。何かあったら駆け込む。もし問題がなくても一応診ていただいて安心するために壊す壊さない関係なく最初から病院を予約しとくようにしてましたね」と、エレン役のために病院を予約していた事を明かします。
また、鈴木アナが「実際に行った事もあるんですか?」と問いかけると、梶さんは「行ってました。その時にできる最大限のケアを…。あらかじめ自分で部屋の湿度を高めるとかそういう事はできるんですけど、壊してしまったものを瞬時によくする事はできないので、病院に行って適切な処置をしていただいて次の現場に行くっていう事があった。その時はしんどかったですね」と答えました。
今回の放送にはネット上で「人気声優さんのスケジュールエグいな。梶くんが30タイトルオーディション受けて1タイトルしか取れないとか結構シビアなのね」「現在も、30タイトルオーディション受けて1役受かれば良いほう…とのこと…梶くんのポジションですらこの大変さ…」「オーディションの話『今でも30タイトル受けて1つ決まればいい方』リアルに数字で言われると、ホントすごい世界なんだなぁ…と思う」などのコメントが。
声優のオーディションの話は興味深かったですね。特にどんなキャリアがあってもオーディションを受ける、30タイトル受けて1つ受かればいい方というのは本当にシビアな世界ですね。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)