ミャンマー人の俳優・森崎ウィン、クーデターで混乱の母国へ想い…太田光が「月並みだけど」と添えた言葉とは

投稿日:2022/11/20 14:44 更新日:

11月19日放送の「太田光のつぶやき英語」(NHK Eテレ)に、森崎ウィンさんが登場。森崎さんはスティーヴン・スピルバーグ監督に英語の発音を褒められた事を明かし、話題を集めました。

森崎ウィン

(画像:時事通信フォト)

■森崎ウィン、スピルバーグに英語の発音を褒められる

2018年公開のスピルバーグ監督作品「レディ・プレイヤー1」に出演し、ハリウッドデビューを飾った森崎さん。

オーディションを勝ち抜き、主要キャストの1人に選ばれました。

そんな森崎さんは、「『アジアから来て、こんなに英語の発音がキレイな人は、僕は見た事がない』って、彼は言っていて、それはすごい嬉しかったですね」と、スピルバーグ監督に英語の発音を褒められた事を明かします。

また、森川葵さんが「そんなに評判の良い発音は、どうやって鍛えられたんですか?」と尋ねると、森崎さんは「実は僕、10歳までミャンマーに住んでて、そのミャンマーでおばあちゃんと住んでたんですね。おばあちゃんが家で英語塾を開いてまして」と答えました。

森崎さんによると、祖母は英語の歌を歌いながら、その歌詞の意味を教えていくという方法で英語を教えていたとのこと。

森川さんのリクエストに応えて、森崎さんが当時歌っていたブライアン・アダムスさんの「Please Forgive Me」を口ずさむと、爆笑問題・太田光さんは「上手いんだ、歌も!」とミュージカルでも活躍する森崎さんの美声を絶賛。

■ミャンマー人の俳優・森崎ウィン、クーデターで混乱の母国へ想い…太田光が「月並みだけど」と添えた言葉とは

森崎さんの故郷・ミャンマーでは、昨年2月に軍事クーデターが起き、軍事政権による市民への弾圧が厳しくなり不安定な情勢が続いています。

現在、ミャンマー観光大使も務める森崎さんは、「日本に住んでるミャンマー人の僕としてはミャンマーって素敵な所たくさんありますし、外資系のホテルがドーンって建ってて隣には屋台があって、色んな文化の交流だったりとか、歴史が変わる瞬間を今まさに感じられる所なんですよね。その面白さもたくさん詰まった場所だって事も忘れないで欲しいなってのが僕の願いですね」と、ミャンマーへの思いを明かしました。

また、番組のエンディングで、太田さんは「本当、みんな行けるといいね、ミャンマー。やっぱり平和があっての文化じゃないですか、スピルバーグっていう人もずっとそれをメッセージとして伝え続けてる人だから…。月並みだけど、平和が早く訪れるようにって言う感じはしましたね」と、森崎さんに優しい言葉をかけます。

さらに、「すごい事だよね、スピルバーグと会って。僕らの世代でいうと、『未知との遭遇』でビックリした世代だから。スピルバーグが素晴らしいって言った人がここにいる。何かずっと繋がってんだなって思うとすごいよね」と、「レディ・プレイヤー1」に出演した森崎さんを讃えます。

今回の放送にはネット上で、「太田光さんの言葉に感動しました 母国ミャンマーに早く帰れますように 平和が1日でも早く訪れますように」「すごくすごく素敵な番組でウィンくんのお話もすっごく素敵だった。太田光さんの最後のコメントがぐっときて ウィンくんが望む気持ちと一緒だぁと感動してしまった」「太田さんの最後のまとめにグッときました。平和を願います。沢山ウィンくんの曲も流れて嬉しかったです!」などのコメントが上がっています。

ミャンマー出身の森崎さんへの太田さんの「平和が早く訪れるように」という言葉が素敵でしたね。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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