11月17日放送の「SONGS」(NHK総合)では、4人組のミクスチャー・ロックバンドのKing Gnuがゲストとして登場。番組責任者の大泉洋さんがKing Gnu・井口理(ボーカル、キーボード)さんに独特な質問をして視聴者を喜ばせる場面がありました。
(画像:時事通信フォト)
■大泉洋、King Gnu・井口理の地声に驚き?
【#SONGS】
この後22:00~#KingGnu が登場!!今夜のセットリストは…
「#飛行艇」
「#Stardom」 ※テレビ初披露#常田大希 #勢喜遊 #新井和輝 #井口理
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— NHK SONGS (@nhk_songs) November 17, 2022
今回は「ワールドカップ直前スペシャル」と題し2022NHKサッカーテーマ「Stardom」を歌う King Gnuが出演。
過去にKing Gnuは2019年にリリースした「白日」を同じ年の「NHK紅白歌合戦」で披露したことがあります。
この「白日」は井口さんの高音も特徴的で過去にはおぎやはぎ小木さんが「女性なんでしょ?」と言ったこともあるほどのもの。
この楽曲について、大泉さんが「『白日』大変かっこよかったわけですが、どうしてあんな高い声で歌うんですか?」とドストレートな質問をぶつけます。
井口さんは「どうしてなんでしょうねぇ?」と首を傾げます。
続けて、大泉さんは「今こうやって話を聞くと大変普通の声をしているわけですね。本当に失礼で申し訳ないけど会った瞬間に『ハイッ』っていう人かなと思ってたけど普通よりちょっと低いぐらいだ」と井口さんの地声と歌唱の際のギャップに驚いた事を伝えます。
井口さんは東京藝術大学音楽学部声楽科出身と高音で歌うことを習学していたのですが、とはいえ高い声で歌う事について「かなり頑張って高い声出してますね。めちゃくちゃしんどいです」と語ります。
「白日」の高音はライブ中に歌うのも気を遣うそうで、新井和輝(ベース)さんは「曲順もライブの中だと好きなとこに入れれないんですよ。前の曲がきついと(白日は)入れられないんですよね」と裏話を明かします。
この話を聞いた大泉さんが「どこでも好き勝手に入れていい曲じゃないんだ『白日』は。どの辺がいいんですか?だからといってど頭ってわけでもない?」とライブの秘策ともいえる曲順にもズバズバ斬り込みます。
新井さんは「そうですね7曲目あたり」とあっさり回答しました。
■井口理がキーを高くしていった理由とは?
話が盛り上がったタイミングで常田大希(ギター、ボーカル)さんが「いつからこう高くなったんだっけ?」と投げかけると、井口さんは「作る曲も段々キーも上がっていってっていうもあったかもしんないです。最初からそんなに多分高くなかったと思います」と応えます。
続けて、新井さんは「当時言ってたのは(井口)理の地声高い所より裏声に行っちゃった方がエモーショナルな感じになるっていうのは当時言ってた気がする。バンドの規模が上がってきたのと付随してそういうものを求めていったのかなみたいな気がしますけどね」と当時メンバーで話し合われていた事を明かしました。
メンバー全体が井口さんの高音を求めていることを悟った大泉さんは「これはね井口さんしょうがないな。今後も上がりますよ」とコメント。
井口さんは「頑張ります。今後も上がりますか?」と応え笑みを浮かべました。
今回の放送にネットでは「白日はライブで入れるなら7曲目くらい」とライブ曲順バレに反応する声や、「エモい井口さんの裏声、これからハードルがさらに上がる」「井口さんに『なんでそんなに高音で歌うんですか?』って聞く大泉洋好きすぎるし面白すぎる」「大泉さん、わたしの聞きたい言いたいことばかり言ってくれてありがとうそう、井口さん地声普通だよねー。なんであんな高い声出るんだろうね?」などのコメントが上がっていました。
定石と違った角度で質問をズバズバしていく大泉さんの感性がとがりまくっていた今回の放送。
シンプルに聞きたかったことを聞けてすっきりした視聴者も多かったようです。飄々と素人目線の質問ともいえることをぶつけていく様子は大泉さんならではだったのではないでしょうか。
綺麗なファルセット(裏声)を持っている井口さんの歌声がエモーショナルという発言をメンバーの口から聴けると格別な嬉しさがありますね。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)