11月2日放送の「ニュースLIVE！ ゆう5時」（NHK総合）では、吉川晃司さんが出演。吉川さんは人生の分岐点となった出来事を明かし話題を集めました。
（画像：時事）
■吉川晃司、初出演の朝ドラに「朝出ていい顔じゃないんじゃねぇの？」
【#吉川晃司 さんが #ゆう5時 に 】#朝ドラ #舞いあがれ！で
ヒロインが通う
航空学校の鬼教官役を演じる吉川さん✨東日本大震災の後#布袋寅泰 さんと復興ライブを開催🎤
7億円近い寄付を被災地に届けていましたきっかけにもなった経験とは ❓
見逃しは 👇
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吉川さんはNHK連続テレビ小説「舞いあがれ！」にヒロイン・岩倉舞（福原遥さん）が通う航空学校の鬼教官・大川内守役で出演。
初出演となった朝ドラについて聞くと、吉川さんは「最初（役を）いただいた時は驚いたんですけどね。朝出ていい顔じゃないんじゃねぇの？私はみたいな。でも『まさにそれがいいんだ』っておっしゃっていただいたもんですから、ニコリともしないようなキャラクターの役でした」と話し笑いを誘います。
続けて、吉川さんは「私が台無しにしないようにドキドキですね」と意気込みを語ります。
■吉川晃司 3.11震災で言われた「仮面ライダー助けに来てくれなかった」に無力感…
今回のインタビューのテーマである「人生の分岐点」を尋ねると、吉川さんは「僕にとっては東北の震災ですね。それが自分にとってはものすごい経験になりましたね」と応えます。
吉川さんは、「NPOで被災地支援をしている方々と縁が」あったことから「体が使う事ならお手伝いできるかなと思って、連れて行っていただいたんですよ」と、震災発生から8日後に宮城県石巻を訪れ素性を隠して支援活動を始めた当時を振り返ります。
そこで吉川さんは、「仮面ライダー」シリーズの映画作品に仮面ライダースカル＝鳴海荘吉役で出演したことから現地の子供達を元気付けようと思ったところ思いがけない言葉を聞いたそう。
「子供達もみんな沈んでるじゃないですか不安もあるし、元気づけようと思って、子供達は仮面ライダー好きだろうなって思って、僕もその時は仮面ライダーは経験してたんで、『仮面ライダーは好きか？』って言ったら『嫌いだ！』って言ったんですよ。『助けに来なかった』って言ったんですね。『お父さんが亡くなった』って言って。『仮面ライダー助けに来てくれなかった』って言った時にこっち固まっちゃったんですね。なんて事を言っちゃったんだろう…。仮面ライダーが悪いんじゃないですよ。仮面ライダーは僕も大好きだし…。それが一番の僕の無力感の核ですその時が」と、自身の無力さを痛感したのだとか。
また、吉川さんは「（皆さん）お金がなかったんですよ。現実と理想の間にはものすごい不都合な事がいっぱいあるんですよ。一番現金があったら助かったと思います皆さんまず」と、この時の経験が後の復興支援ライブ開催のきっかけになったことを明かしました。
その後、吉川さんは2011年に布袋寅泰さんとのユニット・COMPLEXを21年ぶりに復活させ東日本大震災復興支援のためのチャリティーライブを開催、収益金6億8000万円を被災地に寄付しました。
■「支援に行ったんじゃなくて支援してもらった」人生にとって大きな出来事
吉川さんは「若い頃はね『俺の価値観だ』『俺の美意識がどうだこうだ』って特に強い傾向にある男だったんですよいきがって。そんな事よりみんな喜ぶ事やった方が全然パワフルだねっていう風に思うようになりまして、支援に行ったんじゃなくて支援してもらった、助けもらった感じ。色んな事を私の人生にとっても、そのぐらい学ぶ事は大きかったですね」とその時の経験を通じて価値観が180度変わったと力説。
今回の放送にはネット上で「『自分の価値観より、みなさんに楽しんでもらいたい』吉川さん、デビューの頃から大好きですがお年を重ねて本当に素敵な大人の男性になられたと思います」「東日本大震災で素性を隠して支援に行った時、子ども達が暗い顔をしているので、当時映画版に出演してた仮面ライダーの話題で励まそうとしたら『仮面ライダーは嫌いだ！お父さん死んじゃったのに助けに来てくれなかった』と言われ固まってしまったという話、重いなぁ」「吉川晃司さんの東日本大震災での経験が重いな『仮面ライダーは好きか？』『嫌いだ お父さんを助けに来なかった』価値観が変わるキッカケになったのでみんなが喜ぶ事の方がパワフルだから各地への復興ライブをする様になったと」などのコメントが上がっています。
東日本大震災の復興支援を通じて価値観が180度変わったという話に吉川さんの人柄が滲み出ていました。現実的には「お金」が一番助かるということを受け止めて大きなプロジェクトを始動した吉川さんの行動力に感動した人も多かったのではないでしょうか。
（文：かんだがわのぞみ／編：おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部）