対局したからわかる藤井聡太の“印象”「どう言えばいいんでしょうかね…」羽生善治が語った!

投稿日:2022/11/02 15:06 更新日:

11月2日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に棋士の羽生善治九段が出演。現在52歳の羽生さんは20歳の藤井聡太竜王について語り話題を集めました。

羽生善治

(画像:時事)

羽生善治、前人未到の1500勝に本音

15歳でプロ棋士となり将棋界の記録を次々と塗り替えてきた羽生さんは、2017年には史上初の永世七冠、その翌年には棋界初となる国民栄誉賞を受賞。また、羽生さんは今年6月には将棋界初となる公式戦通算1500勝を達成し話題を集めました。

司会の黒柳徹子さんから「いかがですか?1500勝」と話を振られると、羽生さんは「そうですね。まあ15歳の時からプロになりまして、やっぱり長きにわたってやってきた結果としてひとつ大きな数字を達成できて非常に嬉しく思っています」とコメント。

続けて、羽生さんは「ただ黒柳さんと比べたらまだ私全然そんな大した年数をやっていないのでまたこれを機にまた新たな気持ちで向かっていきたいなとも思っています」と心境を明かしました。

また、徹子さんが「史上初とか将棋界初というそういう"初"ばっかりっていうのはいかがですか?」と問いかけます。

すると、羽生さんは謙遜気味に「そうですね。これも大変ありがたい事にですね自分が棋士になった頃からたくさんのトーナメント戦とか大会が開催されていまして。それで対局する数がかなり増えたというところが…。ちょっと一昔前の先輩方の棋士と比べるとですね本当にすごく条件面でも恵まれていたというような事もありまして。それも併せて大変ありがたい事だなというふうにも思っています」と答えます。

対局したからこそわかる藤井聡太の印象

さらに、徹子さんが「現在、将棋界では20歳の藤井聡太さんがご活躍という事ですけど、どんなふうにお感じになります?」と尋ねると、羽生さんは「そうですね。10代で棋士になる人というのは今まで将棋の歴史の中では何人かいたんですけども、藤井さんの場合は今20歳ですけれどもタイトルを5つ持っていて、実績的なものも本当に一流棋士といってもいいぐらいのものを残されているんですけども」と話を切り出します。

続けて、羽生さんは「デビューしてわずか5年とかそれぐらいなので、これからまたどういうふうに成長していくのかっていうのは非常に楽しみでもありますし…。私もですね同じ棋士として色んな場所で対戦できたらいいなというような事も思っています」と藤井さんとの対局を楽しみにしている事を明かします。

また、徹子さんが「座った時にどんな感じの人ですか?」と対局中の藤井さんの印象を聞くと、羽生さんは「ただ基本的に藤井さんはどう言えばいいんでしょうかね…。ポーカーフェースといいますかあんまり表情は出されない感じでもありますし」と返答。

続けて、羽生さんは「あとデビューした時からやはりすごく周囲に注目されているという環境の中で対局を重ねてきたという事もあって、大舞台とかすごく注目される場所でも非常に落ち着いて冷静沈着っていうような印象を受けています」と藤井さんの印象を明かします。

今回の放送にはネット上で「羽生さんのお話、楽しかったぁ。ありがとう、徹子の部屋」「羽生さんの笑顔が眩しかったです」「羽生さんの回、楽しかった。色々知らない事多かったなぁ」などのコメントが上がっています。

対局中は勝負師として厳しい表情を浮かべている羽生さんは徹子さんとの対談の中で、穏やかな表情で将棋や家族の事を話していたのが印象的でした。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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