10月9日放送の「日曜日の初耳学」(MBS・TBS系)では、俳優の松坂桃李さんが出演。松坂さんが中村倫也さんと共演した舞台について振り返ったり、映画「孤狼の血 LEVEL2」(2021)での鈴木亮平さんとの撮影秘話を明かしたりして、話題を集めました。
(画像:時事)
■松坂桃李、朝ドラ出演で「NHKってすげぇな」
お待たせしましたー#日曜よる10時#松坂桃李 さん降臨です🤩 pic.twitter.com/g7W8O5X7ep
— 日曜日の初耳学【公式】👂 (@hatsumimigaku) October 7, 2022
テレビ朝日系で放送された『侍戦隊シンケンジャー』(2009〜2010)で主役を務め俳優デビューを飾った松坂さん。2012年、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』ではヒロインを務めた堀北真希さんの相手役を務めブレイクを果たしました。
今回の番組では、対談相手を務めた林修さんが「『シンケンジャー』の時にはお父さんが厳しい事仰ったとうかがってましたけど、朝ドラが決まった時の反応は?」と尋ねます。
すると、松坂さんは「その時は『ようやくご近所さんにお前が何なのか言える』っていうのを言っていたんでNHKってすげぇな」と朝ドラ出演は家族の反応が全く違った事を明かしました。
■松坂桃李、中村倫也の卓越した演技力に驚愕…!人気絶頂の中で抱えてしまった「葛藤」とは?
2014年放送のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』にも出演した松坂さんは、その後主演作のオファーが続く人気俳優へ。
林さんが「仕事が一気に押し寄せて逆に悩まれたっていうお話もうかがったんですけど」と尋ねると、松坂さんは「ありましたね。その当時、主演を張らせてもらえることが多かったので、やっぱ周りで脇を支えてくださる人とかがすごい上手い方ばっかりだったので。今の自分の実力と立たされている場所に対しての誤差みたいなものが自分の中で すごく引っ掛かるものがあって」と振り返ります。
また、松坂さんは「それこそ舞台『HISTORY BOYS』(2014)で、中村倫也さんと一緒に立たせてもらったんですけど、やっぱ上手いんですよ。そんな中で自分がすごくありがたいポジションで、その舞台の中で役を演じるっていうのがすごく何かこう引っ掛かる部分がたくさんありましたね」と当時抱えていた葛藤を明かしました。
■松坂桃李、鈴木亮平との撮影秘話を明かす
そうした中、松坂さんは「主演以外でも脇役で何本かその作品に参加したい…。何でもどんな役でもやるんで20代の後半は色んな役に挑戦したい」と事務所に相談したことがあるそうです。
松坂さんにとってターニングポイントになったのが映画『孤狼の血』シリーズへの出演。ヤクザと渡り合うアウトローな刑事という難役を見事に演じた『孤狼の血』シリーズの1作目では「日本アカデミー賞」の最優秀助演男優賞、2作目では優秀主演男優賞を受賞しました。
この作品について、林さんが「鈴木亮平さんと三日三晩殴り合いのシーンを撮り続けたって」と話を振ると、松坂さんは「ありましたね。カメラも1台しかなかったので、やっぱ時間がかかるんで…。撮っていくうちに朝になってくるんですよね。キツかったですよね、その時は亮平さんと僕もう本当に満身創痍で」と、かなりハードな撮影だったことを告白。
林さんから「予定よりもパンチが1発亮平さん多かった?」と聞かれた松坂さんは「そうですね ここのシーンではないんですけど…。テストでは3発顔に入れるっていうのを本番で4発入れてきたんですよね」と鈴木さんとの撮影秘話を明かします。
ちなみに、鈴木さんは「ごめん、気持ちが高ぶっちゃって」と謝罪してくれたとのこと。
さらに、林さんが「それ対応できたんですか?」と尋ねると、松坂さんは「亮平さんからくる殺意みたいなものが『これくるな』ってのが何となく分かったってのが大きかったですね」と熱量を察することができたため対応できたと語りました。
今回の放送について、ネット上では「桃李くんヒストリーボーイズの話してる!そうなのですよこの舞台、ほんとに倫也くんが凄かったのですよ。そして、孤狼の血LEVEL2の話も再会が多い役者さんになりたいって素敵だなぁ」「初耳学で倫也さんの事言ってくれた!桃李くん、ありがとう」「鈴木亮平さん、流石だな。気持ちがたかぶってパンチの回数増してたんだね」などのコメントが上がっています。
鈴木さんの気持ちが高ぶりすぎて予定よりも1発多く松坂さんを殴ったというエピソードが面白かったですね。
また、役が憑依した鈴木さんの殺気を察知して対応できた松坂さんは流石でしたね。
【番組情報】
日曜日の初耳学
https://tver.jp/episodes/ep1dhn6neb
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)