9月6日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、東京のニュースを全国ネットで放送することについて、ロザンが議論する動画を公開。視聴者の共感を集めています。
■東京のニュースを全国でやる必要はある?ロザン、地方民の混乱招く報道に疑問「東京都でやるべき」
冒頭で、「また全国ネットで東京都のことすんねん」と顔をしかめる菅広文さん。
全国ネットのテレビ番組で、都内観光促進事業「もっと楽しもう!TokyoTokyo」(通称:都民割)のニュースをやっていたことに言及します。
都民割は、東京都民が都内を旅行する際の旅行代金を補助するというもの。
菅さんは、東京都限定のニュースを全国ネットで放送することを疑問視します。
「それを全国的に流すと、『あれ? これ私も僕も使えるのかな』っていう、他府県の人が思う側面がないかなと思って」と、他地域の人の混乱を招く可能性があるのではないかと指摘。
そして、「都民割の説明をするのならば、俺は東京都でやるべきやと思う」と主張します。
相方の宇治原史規さんも、「都民割を使ったら東京都の(新型コロナウイルス)感染状況はこうなりましたとかいうのがあれば、非常にニュース性がある」と、報道の仕方に工夫の余地があると言います。
また、宇治原さんは「あとね、そういうニュースでいうと、質問の電話とかかかってけえへんのかなと思う」と指摘。
役所や旅行会社などに問い合わせの電話が来てしまうのではないかと言います。
「それっていらん電話やんか」「(視聴者を)こんがらがらせて、質問の電話で労働を奪うというか。それはいらんのになーと思う」と宇治原さん。
■東京都民は「関東ローカル=全国ネット」と思い込んでいる?宇治原が指摘
さらに、宇治原さんは「でも東京都民はね、そのニュース見てね、全国ネットやのにこれ東京のことやってるなんて、ほとんど誰も思わへんと思うよ」と指摘します。
「あんまり関東ローカルということも意識してない」「(東京都民は)関東ローカルの番組のことを、全国ネットでファッと言ったりする」と宇治原さん。
「全国ネットでやってると思ってる」「お昼とか夕方とか深夜とか関東ローカルのものいっぱいあんのに」と、東京都民は関東ローカルの番組を全国ネットだと思い込んでおり、他地域の人が見ていないことに気付いていないと指摘します。
すると、菅さんは「関西ローカルはもうね、ちゃんと枕につけるもんな。『これは関西ローカルやから知らんと思うけど』って」と言い、宇治原さんを笑わせます。
菅さんは、「東京も地方やん。関東地方やから、関東地方のやつをやればいいのに、関東地方のやつが全国ネットのやつになるから」と、東京の情報は東京のローカル番組でやればいいと提案しました。
■ロザンの主張に視聴者も共感「地方の視聴者の事も考えてほしい」
また、菅さんは東京限定の情報を全国ネットで放送することについてのテレビ局側の姿勢に疑問を呈します。
「東京はこういう風になってるんですよってことを『皆、興味あるでしょ』ってなってんのかなとか」と首を傾げる菅さん。
いっぽう、宇治原さんは「テレビ局の人というよりはね、僕はどっちかっていうと、出る側の方たちに(対して)結構思うことがある」と、出演者側の姿勢を疑問視しました。
今回の議論に対し、ネット上では「都内のニュースを『全国でやらなくていい』はいつも共感します」「東京メイン過ぎ。地方の視聴者の事も考えてほしいですね」「ニュースや情報番組は関東含めて全て地方ローカルでいいと思います」との声が上がっています。
東京限定の情報を全国ネットで流されても、他地域に住んでいると困ってしまうことはありますね。
ロザンの2人の主張には多くの共感が集まっています。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=609bdqVwCdk
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)