7月20日、佐久間宣行さんの公式YouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」が更新。オリエンタルラジオ・中田敦彦さんがテレビ出演時の「地獄エピソード」を明かし、話題となっています。
(画像:時事通信フォト)
■オリラジがくずぶっていた時期の出演オファー
中田さんがテレビ出演時に「地獄」だと思ったエピソードをランキング形式で紹介。
3位には「VTRを見る仕事」、2位には「ワイドショーの辛口コメント」がランクインしました。
気になる1位について、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系列)出演時のエピソードを挙げます。
佐久間さんは、「なんとなく覚えてるよ。(島田)紳助さんとの絡みってことでしょ?」と切り出しました。
中田さんは当時について、「燻ってて、チャラ男もブレイクする前だった。2010年くらいだったと思うんですけど。とにかくピンでも、受けた仕事全部やろうと思ってて、なんでもやってたんですよね」と振り返ります。
業界内ではオリエンタルラジオのひな壇での評判が高まり、「行列のできる法律相談所」にゲストで呼んでもらえることに。
島田さん、東野幸治さんにも「オリラジ腕あるやん」と褒めてもらったとのこと。
その後も何度もゲストとして呼んでもらえるようになり、1日2本収録の両方に登板したこともあったそう。
中田さんはメイクさんから、「ほんとすごいですね、オリラジさん。2本撮りで2本ともひな壇で呼ばれるって、初めて見ました。これ初めてらしいですよ。スタッフがとにかくすごく褒めてたので、頑張ってくださいね」と、声をかけてもらったことを明かしています。
この言葉を受け、中田さんは「ものすごいギンギンになっちゃって」とのこと。
「絶対いけるじゃん。結局、実力あったんじゃん」と喜んでいたと振り返りました。
■島田との共演でやらかした中田のトラウマ
ここまでは順調なエピソードのようにも見えますが、事件が起こったのはこの後だったんだとか。
番組出演時に、スタッフと事前にエピソードトークの話題を擦り合わせた中田さん。
あるVTRの後に、用意したエピソードトークを披露する予定となっていましたが、島田さんが予定とは違った動きをしたそう。
中田さんは、当時用意していたエピソードについて、「オリラジのコンビ仲がどうこうみたいな中で、『喧嘩したりもしたけど、結局仲良くなって、今すごくいい状態なんです』みたいな。ちょっと感動VTRみたいな」と話します。
この流れから、コンビ仲の良いエピソードが展開される予定となっていましたが、島田さんは「でもな、コンビ仲ってのはな、良かったらええっちゅうもんちゃうねん」と切り出したそう。
ここから島田さんは自身の持論を展開。
この流れの中で、中田さんは「線路が切り替わった瞬間、頭が真っ白になっちゃったんですね。これ出せない。次の技が出せない」と話します。
その結果、中田さんは「紳助さんの切り替えた路線を俺が戻そうとした」んだそう。
「お前らもそう思うやろ?」という島田さんからの振りに、中田さんは「いや、でも紳助さんね」と言ってしまいました。
「俺のこの球を出さないと終われない」と思っていた中田さん。
「いや、紳助さん」「でもな?」というラリーをなんと3回も繰り返してしまいます。
最終的には、「何やねんお前コラァ」と怒鳴られてしまったそう。
中田さんは、「紳助さんのトークをただ邪魔してる奴になっちゃったんですよ。俺のムーブの下手さなんですよ。紳助さんに何の非もないんすよ」と話すと、佐久間さんも「そうよね、これに関しては紳助さんの横暴とかでもないもんね」と同調しました。
「事前に打ち合わせしたボールを打つってことに囚われすぎて」と、反省点に言及した中田さん。
現場の空気は凍りつき、中田さんは「そっからはもう、何の記憶もないんです」と明かしました。
■謝罪すら拒否された戦慄の過去を告白
現場は地獄のような空気になったものの、中田さんは「『さあ、続いてのVTRいきましょう』ってなって、(VTRを)見て、VTR明けに紳助さんが喋り出したら、それがオモロくて、ドーンとウケるんですよ」と発言。
「まじで、神と悪魔を超越した存在」と表現します。
続けて、「あんな地獄の空気から、またお笑いにして、全員がまたプレーし出して。再開できるんだ」と思ったことを明かしました。
収録後、スタッフが中田さんのもとに駆け寄り、「紳助さんに謝りにいきましょう」となったそう。
中田さんは、「こんな血だらけの俺を担架に乗せて」と、喩えます。
そうして謝りに楽屋に行ったものの、島田さんに話を聞いてもらえず、その後、吉本興業のマネージャーから、「紳助さんのご自宅まで謝りにいくぞ」と言われたそう。
それでも最後まで謝ることはできず、後日、全く関係のない別現場の仕事で謝罪に行ったことを明かしています。
謝罪の際、島田さんは「お前な、なんか用意したもの出そうとしたやろ? あのな、用意したもの出してもしゃーないねん。みんな生でやってんねん。その瞬間その瞬間で『これや』というものを返してこいよ。用意したもん出したら冷めるやろ。な? そういう動きせいよ」と、中田さんに言葉をかけたんだとか。
最後には、「ええか? お前らはブラマヨみたいにせえ!」と言われた中田さん。
当時を振り返り、「いや無理だろ」と思ったことを明かし、「そんな作戦ある?『お前メッシみたいに動け』みたいな」と話しました。
それでも、「そんな事があっても、ずっといつでも思い出すのは紳助さんのことなんですよ。俺がブチギレられてる瞬間に、あの沈黙からバーンと笑いを取った紳助さんみたいに、今でもなりたいんすよね」と続け、「俺の今の理想」であることを明かしています。
ネット上では、「中田さんの紳助さんトークもはや十八番やん笑。何回も聞けるやつ笑」「ブラマヨみたいにせえ!めちゃくちゃ笑った。中田さんの不意のすべらない話好きです」といった、このエピソードを面白がる声が多数見られました。
他にも、「成功も失敗も後々自己分析して、再構築してくのがすごいなぁー」「面白い!中田さんの熱い人間くささ、大好きです!」など、中田さんに対するコメントも多く溢れています。
失敗談にもかかわらず、視聴者を惹きつけ、さらには面白くエピソードを展開していく中田さんの話術はさすがでしたね。
トラウマになるような出来事にもかかわらず、今も島田さんに憧れているのは、中田さんが向上心に溢れているからかもしれませんね。
【番組情報】
佐久間宣行のNOBROCK TV
https://youtu.be/miyQiim9jxw
(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)