7月9日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、台風の現場に記者やレポーターが行くことの是非について議論する動画を公開。ロザンの意見が視聴者から共感を集めています。
(画像:EPA=時事)
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■台風の現場に記者はいらない!ロザンが主張「映像の力だけでちゃんと危機感を伝えられる」
今回の動画では、菅広文さんが「まだやってんの?と思うのが」と切り出す場面が。「まだ台風中継行くかなー?」と、台風の危険な現場に記者やレポーターを行かせる必要はないのではないかと疑問を呈します。
「長靴履いてビッシャビシャのとこ行ってさ、傘さしてさ『すごい台風ですー!』って言うねん」「『気を付けてくださいね』って、どういうこと?ってならへん?」と菅さん。
宇治原史規さんは「以前と違って、すごい強風とかの時は出なくなってますけどね」と前置きし「以前はこんななってやってましたけどね」と、レポーターが強風の中傘をさしながら懸命にレポートする様子を真似ます。
菅さんは「あの滑稽さって言ったらないやんか。それ(強風の際のレポート)がなくなったとはいえ、まだ行くか?って」「どういう意図なんかな?と思うねん」と訴えました。
■台風は"天気カメラ"の映像だけでいい?ロザン・菅「俺あの方がグッとくんねん」
台風の現場レポートに対し「伝えないのも仕事やん」「引きの美学というか。なんか引き算下手やなーと思うねん」と菅さん。
宇治原さんも「ちょっとやっぱりこのジャーナリズムというか、メディア、報道ってやっぱりどっちかっていうと引かない、の方が良いとされてる感じがする」と同意します。
菅さんは「『今回はちょっと本当に危ない所もあるとは思うんで今回カメラだけです』の方が、伝われへん?」「だってメディアって正しいことを伝えるのが使命なんでしょ?」「ほんなら、そっちの方が伝わるものを選んだほうがよくない?」と、異常気象の際は、あえて人を出さず現場映像のみの方が危険さは伝わると主張。
天候があまりにひどい時は、ビルの上や高いところに設置されている「天気カメラ」の中継映像だけの方が「(嵐で)何も見えへん時あるやん。俺あの方がグッとくんねん」とのこと。
「そこに人行きますってなったら、『あ、行けるぐらい(安全)か』ってなんねん」と、記者やレポーターが行ってしまうと、かえって危険さが伝わりにくいのではないかと言います。
菅さんの意見には、宇治原さんも「そうするとね、もしかしたら『危機感持って下さい』ということが伝えたいんであれば逆効果になってる可能性がある」と同調しました。
■ロザンの主張に視聴者も共感「台風は気象情報とお天気カメラでいい」
菅さんも宇治原さんも、異常気象などは「映像の力だけでちゃんと危機感を伝えられる」のではないかと主張しました。
今回の動画に対し、ネット上では「カッパとヘルメット姿で『危険ですので港には近づかないでください』と港から中継している事に毎回ツッコミたくなる」「昔から普通に街中にそこそこある『定点カメラ』の映像でもよくない?と思ってました」「台風は気象情報とお天気カメラでいいと思います」との声が上がっています。
ロザンの「人が行ってはかえって危険さが伝わらず逆効果」との意見には説得力がありましたね。台風などの異常気象の際はお天気カメラの映像だけでいいと言う視聴者も多いようです。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=lOWXdxSnGGs
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)