6月29日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、政府が協力を呼びかけている"節電"について、ロザンが議論する動画を公開。その主張が共感を集めています。
(画像:時事通信フォト)
■政府の「節電要請」に納得できる??「各個人の気持ちに任せていいの?」ロザンが鋭い指摘!
6月の最終週、季節外れの厳しい暑さにより、東京電力管内では電力ひっ迫注意報が発令されています。
これに伴い、政府は東京電力管内に住む人々に節電への協力を依頼。
しかし、菅広文さんは「そんな大変なことを人の、各個人の気持ちに任せていいの?」と、各個人の努力に任せる政府の呼びかけ方に疑問を呈します。
相方の宇治原史規さんは、「ま、本当に危ないってなったら、いわゆる計画停電とかそんなことをやっていくんやろうとは思いますけどね」と答えますが、菅さんは「結局どうしたらいいんですか? っていう感じに聞こえてしまうとこがあって」と、あまり納得がいっていない様子。
「『こういうことやってくださいね、でもあんまり無理はせんといてくださいね、特にお年寄りの方、お年寄りの方にちょっと声掛けしてあまり無理しないようにしてくださいね』って、結局誰がやったらええの?」と、政府の指示が曖昧であると指摘。
「明確じゃないものを『大変です』って言われても、俺の中ではあまり具体案がないというか」と意見します。
■菅、政府の協力要請をバッサリ「俺一致団結って全く信じてないから」
「あまりにも大変なことなんやったら、もうちょっと国が主導して、何かできることがないかなと思うとこもあんねん」と菅さん。
菅さんの意見について、宇治原さんは「一つには、地域によっての話やのに、関東のニュースやから全国ネットでやってしまっている」と補足します。
つまり、動画撮影時点では、電力ひっ迫注意報が出ているのは東京電力管内にもかかわらず、関係のない地域まで大々的に騒がれてしまっていると分析。
そして、「結局どうしたらいいの? っていうか、別にそのまま過ごしてても誰にも何も言われへんし」「その心構えはあかんのやと思うけど、ニュースの大きさと、こっちが何をやったらいいのかっていうのが釣り合ってないっていうね」と、ニュースの規模と騒がれ方のアンバランスさを指摘します。
すると「そうやねん。ニュースの大きさの割に努力! っていう」と、拳を挙げるフリをする菅さん。
「がんばれ皆! みたいなさ。一致団結するぞー! みたいなのが、俺一致団結って全く信じてないから」と主張します。
しかし、すかさず宇治原さんに「ま、それは人によるとは思うけど」と、ツッコまれてしまう菅さんでした。
■ロザンの問いかけに視聴者も共感「『努力目標』が世の中に蔓延しすぎ」
その後は、節電からSDGsのあり方にまで議論が発展していったロザンの2人。
今回の動画に対し、ネット上では「節電というなら具体的にどのような節電をしてほしいのかもっとアピールしないと、高齢者が我慢しすぎて熱中症で倒れることになるのでは?と思うの私だけでしょうか」「今回の件もそうなのですが、いわゆる『努力目標』が世の中に蔓延し過ぎだと思います」「SDGsも大事ですが、命が最優先されてほしいです」との声が上がっています。
政府の節電協力要請には何かモヤモヤしたものを抱えている人も多いのではないでしょうか。見事、ロザンの2人が代弁してくれましたね。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=oFN43hZ5oSQ
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)