6月11日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、「パクリ」と「オマージュ」の境界について議論する動画を公開。かつて「M-1グランプリ」でロザンのネタが丸ごとパクられたことが明かされ注目を集めています。
■『M-1グランプリ』でパクリ発覚!?ロザン菅がまさかの暴露「ガッツリ俺らのネタやねん」
「パクリ」と「オマージュ」の境界線について議論を始めた菅広文さんと宇治原史規さん。途中で菅さんが「ネタパクられた話知らんやろ?」と宇治原さんに話を振ります。
菅さんによると、以前、漫才コンテスト「M-1グランプリ」の出場者にロザンのネタをパクられたことがあるそう。そして「俺に謝罪来てん。本人から」と、菅さんの元にパクった本人から謝罪があったことを明かします。
「ガッツリ俺らのネタやねん」と菅さん。宇治原さんが「まるまるってこと?」と聞くと、菅さんは「まるまる。まるまるやねん」と、ネタを丸ごとパクられたことを暴露。これには宇治原さんも「え?」と驚きを隠せません。
菅さんによると、その出場者が1回戦、2回戦とM-1を勝ち上がるうちに注目されるようになり、お客さんに「ロザンのネタだ」と気付かれ、パクリが発覚したそう。
「ほんで、(謝罪が)来た。手紙かなんかで。『すいませんでした。パクりました』みたいな」と菅さん。パクった芸人は素人に近いセミプロだったらしく、宇治原さん「ま、もしかしたら『やってもいい』とどっかで思っていたかもしれない」と推測します。
■宇治原はロザンのネタの知名度を問題視「やってもバレへんかもしれんと思われた」
さらに「もう一つその話で問題点があって」と宇治原さん。「ロザンのネタやったら、やってもバレへんかもしれんと思われたっていう」と、自分たちのネタならバレないと思われていたことを問題視します。
これには菅さんも大ウケし「(パクった出場者が)どっかで落ちてたらおもろいよな」「『早いねんお前落ちんの!人の武器使って』って」と笑いました。
そして、菅さんはあらためて「それはオマージュではないやん」「俺らの世界って結構、オマージュってあんまないやん」と、お笑いの世界ではオマージュではなくパクリになってしまうと言います。
すると「だからやっぱね、業界にもよると思う」と宇治原さん。そして、飲食業界を例に出し「いろいろ聞いてたら、真似をするっていうか、普通にお店に、要は勉強しに行って、自分のお店に取り入れるっていうのはすごい普通のこと」と言い「パクリ」と「オマージュ」の境界は業界によって違いがあると語ります。
■菅の暴露に視聴者も驚き「初耳です!」
「パクリ」と「オマージュ」の境界について「敬意かどうかのような気がする」と言う菅さん。
そして「オリジナリティは絶対いるような気はする」と言い、オリジナリティなしにそのまま使うことは「俺は敬意がないように見える」と主張しました。
今回の動画に対し、ネット上では「本人の了承を得てからパクるのは良いと思いますが、本人に何の了承を得ずにパクるのはいけないことだと思います」「うわーーロザンのネタがパクられてたとは初耳です!」「何より『敬意』が大切だ!と言い切ってくれる御二人に共感します」との声が上がっています。
どこまでがパクリかオマージュかの境目は難しい問題ですね。ロザンのネタが丸ごとパクられていたことを知り、驚いた視聴者も多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=v0_WsdoGg6Q
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)