スピッツのボーカル・草野マサムネさんがパーソナリティを務めるラジオ番組『SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記』(TOKYO FMほか)。5月22日の放送では、草野さんが曲作りの際に気をつけていることを明かす場面や、サブスクに対する考えを語る場面があり注目が集まりました。
■草野マサムネ、曲作りへのこだわりを明かす「それがね嫌と言うか苦手なんですよ」深い話にファン感激
21:00~『#SPITZ #草野マサムネ の #ロック大陸漫遊記』
【読み方ムズいバンドで漫遊記】
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— TOKYO FM 80.0 (@tokyofm) May 22, 2022
番組前半では、草野さんが曲作りの際に気をつけていることを明かす場面が。
草野さんは「『ん』の音をなるべく、こう音符与えないようにしてるんですよ」と明かします。
「『ん』は小っちゃい『つ』とかと一緒で、繋ぎの音だと思ってて」と、スピッツの『大好物』を歌いながら解説。「なぜなら『ん』の音ってすごい頑張って歌うと…『うー』みたいになっちゃうじゃないですか」「それがね嫌と言うか苦手なんですよ」と曲作りへのこだわりを明かしました。
ネット上では「深い~~いい話」「スピッツの心地よさのひとつは『ん』があまり強く出てこないことだってずっと思ってた」「作詞家草野正宗のこだわりを少しのぞかせてもらった気分!!」「曲作りのこだわりを感じます」「『ん』に音符を与えない主義…深い」「そういう配慮されてたんですね!」など、感激の声が上がりました。
■"サブスクへの抵抗感"草野マサムネ、ミスチル桜井和寿に共感していた
番組後半では、リスナーから「音楽のサブスクについてどう思っていたのでしょうか」との質問が届きます。
リスナーからのお便りの中で、Mr.Children・桜井和寿さんがサブスクに対して「すごく違和感があって抵抗してた時期がありました」と答えていたインタビュー記事を紹介。
この桜井さんの言葉に対して、草野さんも「配信とかサブスクはね、僕も桜井くんと一緒で」「最初はねかなり違和感ありました」と年齢的にも変化への対応が遅くなると、真剣な声色で答えます。
しかし、アメリカで活動するあるベテランミュージシャンからの「これは100年前に戻っただけだからあんまり気にしないでいいよ」との言葉を受け、考えが変わったそう。
草野さんは「(レコードやCDなど)音楽ソフトを商品にして売る文化っていうのはせいぜい100年そこそこのもので…」「それ以前は生演奏しかなかったわけなんで」と自分の中に落とし込んだとのこと。
続けて「時代にちょっと戻ったって考えれば」と、ストンと腑に落ちたと語りました。
■草野マサムネ『ライブこそがミュージシャンの生きる道』
さらに「『ライブこそがミュージシャンの生きる道』って考えてた矢先、コロナ禍だったので」「『これはどうしよう』と」と戸惑ったこともあったと赤裸々に明かす草野さん。
「あくまで生演奏ありきということで…」と、自身の考えを丁寧に語ります。
また、変化する『音楽を聴く環境』については「その都度アップデートしていくしかないなぁと思ってバンドマン続けております」との思いを真剣に明かした草野さんでした。
リスナーからは、ネット上では「ナイス質問!」「うえええ!!ミスチルの桜井さんのお話!」「マサムネさんのサブスク論、勉強になります!」「あくまで生演奏ありき。なんと素敵な言葉」「生演奏聴きに行きますよー!!」などの声が上がりました。
なかなか聞く機会がない貴重な話に、手を止めて聞き入ったリスナーも多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊
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(文:葉加瀬ミカ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)