4月25日、元プロ野球選手の落合博満さんのYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」では、指名打者のDH制度導入について語る動画を公開。監督時代の投手交代の裏話が明かされ注目を集めています。
(画像:時事)
■落合博満、監督時代に投手から裏切られていたことを告白!「お前ウソ言うなよ!っていうのは結構あった」
今回の動画では、セ・リーグへのDH制導入についての話題に続き、読売ジャイアンツ時代、マウンドで投手コーチに近寄ってよく話を聞いていた理由について、スタッフから質問が。
落合さんは「別にこっちから(投手を)代えろとも言うようなこともないし」と返答。そして「でも監督としてやっている時にはね、ピッチャーは、代えてくれっていうシグナルを出すピッチャーは結構いた」と、中日ドラゴンズ監督時代は投手交代を求めるような態度をとっていた選手がいたことを明かします。
スタッフが「チラチラベンチを見たりってことですか?」と聞くと「動作で分かる」と落合さん。
「普段しない動作っていうのが『もうそろそろ限界だから代えてくれよ』とか、天井向いたりマウンドをウロウロしたりね。いろんなタイプがいましたよ」と、選手の細かい動きから判断できたと言います。
しかし、落合さんが投手を交代してあげると「(投手が)ベンチに帰ってきて、新聞記者にね『俺はもう1イニング投げたかったけども監督が代えろっていうから代わった』って言って。お前ウソ言うなよ!っていうのは結構あったよ」とのこと。
落合さんは「それは笑い話だけどね」と笑いながら語ります。
■落合監督がマウンドに出たのは選手を守るためだった!「監督自ら行って集中砲火を浴びる方がいいだろうって」
続いて、スタッフは落合さんが監督時代、投手を交代させる際に必ずマウンドに行っていた理由について聞きます。
すると「お客さんに一番ヤジられるケースなんだあれは」と落合さん。投手交代すると観客から「何でピッチャー代えるんだ」「何で投げさせるんだ」とヤジが飛ぶのだそう。
落合さんは「一番ヤジが飛ぶやつだから、(選手に向けて)ヤジが飛ばされるんだったらもう監督自ら行って集中砲火を浴びる方がいいだろうっていうことで」と、自ら選手の盾になるためにマウンドに出たことを明かします。
「だって監督が『お前行けよ』って言わなければ選手はグラウンド出てゲーム出来ないんだから」「使う責任ていうのは監督にあるんでね。代える責任も監督にあるんだから、それは監督が行って交代させるっていう、そういう意味合いで行ってたんだけどね」と、当時の思いを振り返る落合さん。
「そしたら、歩き方が遅いだとかさ、時間がかかるとか訳の分かんないことよく書かれたけどね」と言い、笑う落合さんでした。
■落合の監督時代の裏話に視聴者「本当に選手を守っていたんだな」
他にも、DH制度の必要性、セ・リーグ、パ・リーグの野球の違い、監督時代の年俸査定などについて語った落合さん。
今回の動画に対し、ネット上では「落合さんの言葉は深みがあるし話自体楽しいですね」「ピッチャー交代の事でも分かるけど本当に選手を守っていたんだなと」「落合監督の時代、監督がマウンドに出てきて選手たちが全員集合する場面、とても好きでした」との声が上がっています。
落合さんの選手思いな一面が垣間見える動画となったのではないでしょうか。
【番組情報】
【公式】落合博満のオレ流チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=g0cKh6Ly7CY
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)