4月23日、サッカー評論家のセルジオ越後さんのYouTubeチャンネル「セルジオ越後チャンネル『蹴球越後屋』」では、日本のレフェリーに物申す動画を公開。セルジオさんが厳しい意見を述べる場面もあり話題になりました。
(画像:時事)
■セルジオ越後、「退場者が多すぎる」Jリーグのレフェリー制度に辛口な苦言!
今回の動画では、2022年シーズンのJリーグが開幕し約2ヶ月が経ち、開幕から第9節が終わった時点で退場者が17人も出ていることに言及。
セルジオさんは「退場者が多すぎる」「今までのリーグのスタートってこんなに(退場者)多かったかな」と、真剣な面持ちで物申します。
「退場者っていうのはあっても仕方ないけれど…」と前置きをしつつも、お客さんが動揺してしまうほどの退場があったことにも触れました。
続けて「一発退場の本当の厳しさがあったかなかったか」と、重要な場面で映像を見て確認していなかったと指摘します。
■セルジオ越後、レフェリーへの罰則・昇降格制度を提案「1000万の賞金あげたらいいじゃん」
その後「問題はレフェリーの名前が知られていないこと」「ブラジルのレフェリーは有名人だよ」と、ブラジルと比較し違いを指摘します。
ブラジルでは、レフェリーのことを名前で呼ぶそうで「J1であんまり成績が良くなかったら、J2に落としちゃう…下のリーグにね」と、お給料も変わってきてしまうそう。
また、成績と試合の重要性は比例するそうで「いいレフェリーはね、決勝戦全部吹いて(出場して)ボーナスがでるんですよ」と楽しそうに明かします。
日本は試合によってお給料が左右されることはないそうですが『Jリーグアウォーズ』で最優秀主審賞の選出はあるとのこと。
そこで「1000万の賞金あげたらいいじゃん」と、レフェリーにとって目標となるイベントを設定するべきだと語ります。
ニュースなどのメディアで取り上げられ、レフェリーの名前が覚えられることの重要性を明かし「(レフェリーを)やりたい人が出てきたらね、レベルも上がるのよ自然に」と、選手の普及と同じだと明かしました。
■セルジオ越後、レフェリーのレベルアップに期待「人間だから失敗するっていう誤魔化しは辞めた方がいい」
動画中盤には、レフェリーの誤審について「人間だから失敗するっていう誤魔化しは辞めた方がいいですね」との辛口コメントも。
「誤審があっても変わらないっていうのはね、なんていう職場だなと思いますね」「選手も『ごめん』では終わらないから」と、選手と同様にレッドやイエローカードの存在が必要だとの持論を展開。
レフェリーのレベルアップを待ち望むセルジオさんは「世界に羽ばたくくらいのレフェリーが欲しいですね」と期待を込めました。
ネット上では「基本給(定給)以外の審判への賞金とかはいい提案だと思います」「ガンバ対鹿島戦を観戦した身にとってはよくぞ炙り出してくれたと言える」「レフェリーの罰則、昇降格はあったほうがいい」など、賛成の声が上がりました。
セルジオさんの説得力のある意見や提案に納得した人も多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
セルジオ越後チャンネル「蹴球越後屋」
https://www.youtube.com/watch?v=czyUkD2tl04
(文:葉加瀬ミカ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)