4日14日放送の『やすとものいたって真剣です』(朝日放送/テレビ朝日系)では、お笑い芸人のチャド・マレーンさんが出演し、日本映画に英語字幕をつける副業を披露。年収1300万円以上との驚きの事実とユニークな仕事内容に、注目が集まっています。
■お笑い芸人のチャド・マレーン、まさかの副業で年収1300万円以上に!
あす4/14の
「いたって真剣です」は!🔥副業に燃える芸人大集合SP🔥
これからは副業の時代!
二足の草鞋を履く芸人たちが
ビジネス展開の話から
お笑いとのバランスまで!!仕事との付き合いを考え直すいい機会に…#COWCOW善し#チャド・マレーン#ヤナギブソン#ミルクボーイ内海 pic.twitter.com/thjnGAkDOW
— やすとものいたって真剣です【公式】 (@abcitaken) April 13, 2022
今回は、お笑い以外の才能を生かした芸人の副業について語る企画が放送されました。
若手時代、大阪で活動していたというチャドさんは、2003年に東京進出し、現在は"芸人0:副業100"の割合で活動していると明かします。
日本映画に英語字幕をつける仕事をしており、現在は、年収1300万円以上も稼ぎ、六本木ヒルズから徒歩1分の5LDKの一軒家に住んでいるチャドさん。
そのきっかけは、板尾創路さんの制作映画での英語字幕の確認を「オモロいかどうかちょっと判断もつかへんから、いっぺん見てくれる?」と依頼されたことだったそう。
面白い字幕ではなかったそうで「書き直したらめっちゃウケたんです」と、自分の英語字幕が大好評だったとのこと。
「全く日本のお笑いが、海外では全然伝わってない」「日本人がオモロいと思われてないのが悔しくて」と、最近は活動の幅を広げ、芸人のネタ動画などの字幕制作もこなしていると語りました。
■チャド、お笑いの世界観に合わせた工夫「"間"が命なので」やすとも絶賛!
ネタの英語字幕について、チャドさんは「"間"が命なので」と、芸人によって違うタイミングや世界観に合わせた字幕を心掛けていると真剣に語ります。
例えば、すゑひろがりずの狂言風のネタでは、ただ文字通りに翻訳し字幕をつけるだけでは、面白さが伝わらないそう。
チャドさんは「シェイクスピアっていう、古い劇作家がおって」「使ってる言葉が全部古臭いので」と、表現を古風に置き変える工夫をしていると楽しそうに明かします。
「『お笑いのコンテンツはお笑いがわかってないと任せられへん』っていうので僕に(仕事が)きます」と、英語とは別のスキルが必要だと語るチャドさん。
これには、MCの海原やすよ ともこの2人も納得し「面白い英語とかニュアンスをあまり崩さずに(字幕制作)するっていうのは、チャドくんにしかできないってことやもんね」と絶賛していました。
■『あたりまえ体操』も担当して今や唯一無二な存在に…
その後、海外の人に伝わらないような日本特有のボケについて、チャドさんは「NON STYLEが個人的にすっごい嫌なんです」と顔をしかめます。
喋りが早く、ギュッと言葉が圧縮されており、ダジャレが多いと明かし「そのまま(英語に)訳しても、どうにもならへんやつばっかり」と、難しさを笑顔で語りました。
さらには、COWCOWの持ちネタ『あたりまえ体操』の英語字幕も任されていたとのこと。
チャドさんは「No Surprise Exercise」と韻を踏みつつ、ツッコミのニュアンスと面白さが伝わる見事な字幕が完成したと嬉しそうな表情を浮かべます。
しかし、忙しさのあまり納品はまだ完了していないそうで「多田さんのその…ムッとした感じがすごい嫌なんで」と冗談を交え、盛り上げました。
ネット上では「唯一無二の仕事しててすごい…笑いが分かってないと出来ない翻訳…!」「韻を踏むというかっこいい工夫」「めっちゃスゴいことになってるやん!!」「チャドすげーー」「ほんとにすごい」「海外に日本の笑いを広めたいってのすごくいいね」など、驚きや感動の声が続々と投稿されました。
日本のお笑いを理解しているチャドさんだからこそできる漫才字幕のテクニックに視聴者も感激したようです。
【番組情報】
やすとものいたって真剣です
https://tver.jp/episodes/ep2qz2l7pj
(文:葉加瀬ミカ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)