3月24日、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之さんのYouTubeチャンネル「ナイツ塙の自由時間」では、ゲストにお笑いコンビ・かもめんたるの岩崎う大さんを迎えトークする動画を公開。漫才とコントの境界線について議論し注目を集めています。
(画像:時事)
■漫才とコントの"境界線"議論冷めやらぬ!?
塙さんは岩崎さんに「漫才とコントの境界線みたいなのはある?かもめんたるというか自分の中で」と質問します。
岩崎さんは「あります」と即答。「すごく簡単に言うと、コントはやっぱり、別人として始まってそのまま終わっていくし、漫才はやっぱり最初『かもめんたるの岩崎う大ですよ』っていう風に出てきてやり始めたら、それは漫才」と、自身が思う漫才とコントの定義を語ります。
続けて「マヂカルラブリーとかのあれはどうだったんですか?」と、お笑いコンビ・マヂカルラブリーの話題を出した塙さん。マヂカルラブリーは、2020年の漫才大会「M-1グランプリ」で優勝した際、ネタが漫才なのかコントなのか物議を醸したことがありました。
岩崎さんは「あれはもうほんとに、全然漫才」と回答。「『しゃべくり漫才ではないけど』というような感覚。漫才じゃないっていう感覚は全くなかった」と言います。
岩崎さんの回答を受け「境界線で言うと例えば、これは漫才じゃできないだろう、もしくは逆で、これはコントじゃ無理だろうっていうとこが境界線なのかな」と考える塙さん。
そして「大抵はできるじゃん。それこそだって、歌舞伎だってさ、今『ワンピース歌舞伎』とかさ、要するに何でもできるっちゃできるじゃん。あれと同じ発想で言えば、俺たちも『半沢直樹』の漫才とかやったことあるんだけど、あんなの別にやろうと思えばできる、表現すればできるとは思ってるんだけど、そこの線引きっていうのは、さっきう大くんが言った挨拶だけなのかな」と、漫才とコントの境界線について疑問を投げかけました。
■マヂラブよりも「ギリギリだった」M-1出場者…ナイツ塙「アウトですよね」
塙さんの意見を受け、岩崎さんは「たとえば、挨拶で『かもめんたるです』って言って出てきて、その後ただコントやって『ありがとうございました』とか言って終わって、それが漫才かって言われると、さすがにそれは違うのかな」とコメント。
塙さんは「一個言えるのは、小道具とか椅子とか、たとえばそういうの使うともうちょっと」と、小道具の使用を基準にする考えを提案します。
そして「多分ルール無いんだけど、面白けりゃいいってルールだけど、そこはまだ誰も手を付けてないよね」としつつ「テツトモさんが結構ギリギリだったと思うんだよ。あの『なんでだろう~』でM-1の決勝行ったからね」と、お笑いコンビ・テツandトモがギターと歌ネタでM-1の決勝に進出したことを挙げ「あれ多分ギリギリアウトですよね」と言い、周囲を笑わせる塙さんでした。
■漫才とコントの境界線は?視聴者も盛り上がる「作品として完結してるのがコントであり…」
漫才とコントの境界線の他にも、フリートークと普通のトークの境界線などについても語り合った塙さんと岩崎さん。
今回の動画に対し、ネット上では「ほんと塙さんの言う通り、小道具ありなしはおっきいと思います」「う大さんの落ち着いたしゃべり方、めっちゃ好きだわぁ」「う大さんのおっしゃった通りだと思います。作品として完結してるのがコントであり…みたいな。で、漫才は現実と地続きだから世界のどこかで話してる感覚」との声が上がっています。
塙さんと岩崎さんの議論をきっかけに、視聴者からもさまざまな意見が続出。2人の議論を楽しんだ人が多かったようです。
【番組情報】
ナイツ塙の自由時間
https://www.youtube.com/watch?v=EkEwcmRkdMo
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)