3月24日、タレントの池田美優さんとお笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇さんのYouTubeチャンネル「みちょぱ吉村のマブマブTV」では、ゲストにテレビプロデューサーの西田二郎さんを迎えトークする動画を公開。ダウンタウンとの裏話を語り注目を集めています。
(画像:時事)
■二階建てのセットを要望すると「頭おかしいんですか?」
ダウンタウンの松本人志さんの手による映像作品『HITOSHI MATSUMOTO VISUALBUM』(通称:ヴィジュアルバム)のディレクターを務めた西田さん。
吉村さんと相方の徳井健太さんが、西田さんにヴィジュアルバム制作の裏話を聞いていきます。
ヴィジュアルバムで「古賀」というコントのセットを作ることになった時、西田さんは二階建てのセットを作りたいと思ったそう。「二階建てにしなダメなんですよ」「板尾(創路)さんがカタカタカタって上がったり下がったりする」というこだわりがあったと言います。
しかし、コントの定石では、二階建てにはせず一階ずつ別々で撮影し、カットでつなげる手法がとられていたそう。
西田さんが美術スタッフに「二階作って」と言うと「二郎さん頭おかしいんですか?」「何を考えてはるんですか?」と返されてしまったのだとか。
西田さんが「クレーンでキューっと上がりたいし」と言っても、カットでつなげた方がいいと言われてしまったと言い、当時の気持ちを「『コントはこういうものですよ』って言われるんだけど『そういうもんなんやろな』と思いながらも(気持ちが)乗れないんですよ」と語りました。
そして、当時の美術スタッフには「申し訳ない!ホンマ怒られたら俺、松本さんにごめんなさいって言うから二階建て作って!」と頼み込み、二階建てのセットを作ってもらったと言います。
■コント用に作った二階建てセットを見た松本人志は…
また、飛行機から飛び降りるシーンでは、飛行機の高さを高めに作ったとのこと。
「こんな高かったら危ないかも」と反対されるも、西田さんは「けど、ファーッて降りる時やから、なんかすぐ下(地面)あったらすぐ(カットを)切らなあかんなるけど、そこそこ絵でサッと落ちてるっていうところぐらいまで行っとかんと」「もうこの(落ちる)瞬間に『地面あるで』って顔になったらもう、使われへんから(飛行機の高さを)あげてほしいねん」と訴えたと告白。ここでも反対を押し切って上げ底のセットを作ってもらったと言います。
そうしてセットを作った現場に松本さんが登場。第一声が「お前これ何を作ってんねん!」「お前アホか!予算分かってんのか!」だったそう。
もっとも、西田さんによるとその時の松本さんは怒っているのではなく、笑っていたと言います。
松本さんは「二階っておい!板尾上がってみ!」「これ何やねん!お前アホやな!」と喜んでいたのだとか。
■ダウンタウン松本を唸らせた伝説のプロデューサーの裏話にノブコブ徳井「世界で成功した社長の話みたい」
他にも、読売テレビの入社試験を受けた時の話や、ダウンタウンの番組の前説時代の話などを聞かせてくれた西田さん。
西田さんの話に、徳井さんは「世界で成功した社長の話みたい」と感激します。
今回の動画に対し、ネット上では「二郎さんの作り手としてのお話聞くの大好きです」「二郎さんのお話、面白かったです。また機会があれば是非」「お笑いの歴史だ〜!ダウンタウンDX観て育ったので楽しいです」との声が上がっています。
ダウンタウンと共に数々の伝説的な作品を作ってきた西田さん。もっと裏話を聞きたくなった視聴者も多いのではないでしょうか。
【番組情報】
みちょぱ吉村のマブマブTV
https://www.youtube.com/watch?v=KQ8EU4rEXVc
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)