3月17日、タレントの佐藤かよさんのYouTubeチャンネル「Kayo Kayo 佐藤かよ」では、Instagramのフォロワーから届いた恋愛相談に応じる動画を公開。佐藤さんの体験に基づくアドバイスが注目を集めています。
(画像:時事通信フォト)
■視聴者からのお悩みに「昔の自分とすごくこう、重ね合わせられる」
Instagramのダイレクトメッセージで「昔の自分とすごくこう、重ね合わせられる」相談を受けたという佐藤さん。
相談者は、佐藤さんと同じく元男性で、現在は女性として生活しているトランスジェンダー。恋愛では、元男性であることを知られるのが怖くいつも片思いをしてきたそう。
そして、佐藤さんは恋愛に臆病にならずアタックできるかという質問をしてきたそうです。
佐藤さんは相談者について「私が(トランスジェンダーであることを)カミングアウトする前だったりとか、してすぐ後の心情に近いんじゃないのかなと思ったの」とコメント。
そして、まず自身のこれまでの経験から語り始めます。
■佐藤かよ「普通にしているだけで人に嫌われてしまう」過去には辛い経験も…カミングアウトで得られるポジティブな効果を告白
昔から、仲間外れにされたり変な目で見られたりしたという佐藤さん。「普通にしているだけで人に嫌われてしまうっていう恐怖感っていうのはあった」と辛い経験を語ります。
しかし、海外へ行くなどして多くの人と会う中で「出会いとかそういう経験が自分を強くしてくれた」と打ち明けました。
それから、佐藤さんは自分なりにルールを決めるようになったそう。そのルールとは、トランスジェンダーである自分の話をして「拒絶されたらもう終わり。次って行こうと思ってた」というもの。
トランスジェンダーであることを告白した途端、一切連絡が来なくなった人もいたそうです。
しかし「でもそういうのを見るとさ、私は分かりやすくていいなと思ったの」と佐藤さん。「最初のうちはやっぱり傷付いちゃった時もあったりした」そうですが「そういうことが度重なっていって自分が強くなったんですよ」と、前向きにとらえていったと言います。
そして「最初は理解しあえなかったけども、お互い会話していくうちに互いのことを知っていって、みたいなパターンもあるからさ」と、カミングアウトを重ねたことによる効果を語りました。
■相談者の背中を押す佐藤かよ「ターニングポイントになってるんじゃないかな」
佐藤さんは、相談者がまだ周囲にトランスジェンダーであることをカミングアウトしていない状態であることに着目します。
そして「(相談者は)人間関係をこれからはもう少し深めていきたいなって多分思ってるのかなと思ったの」「自分の人生の中でターニングポイントになってるんじゃないかな」と分析。
「だからと言ってカミングアウトするのがいいよって話ではないんだけどね」と前置きしつつ「言ったことによってさらに深くなっていった人間関係があったから、そこで終わってしまう人間関係を大事にするんじゃなくて、そういうきっかけでもっと深まってく人間関係をこれからはもっと大事にしていこうと思えた」と、カミングアウトのポジティブな効果を語り、相談者の背中を押しました。
■佐藤かよの親身の回答に視聴者「何回救われたことか」
動画後半では、恋愛に限らず積極的にアクションを起こすことの大切さを語った佐藤さん。
今回の動画に対し、ネット上では「かよちゃんの恋愛相談良いなあ」「恋愛以外にもかよちゃんに相談させていただきたい」「かよちゃんに何回救われたことか…」との声が上がっています。
自身の経験を元に綴られた佐藤さんの前向きな回答に、救われた視聴者も多いのではないでしょうか。
【番組情報】
Kayo Kayo 佐藤かよ
https://www.youtube.com/watch?v=uajEMzjOBbU
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)