3月3日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、芸能人が休む時病名を公表する必要があるのかについて議論する動画を公開。2人の主張が視聴者から共感を得ています。
■「感染しましたよっていうだけの情報っているのか」ロザン菅、芸能人のコロナ感染報道に疑問
芸能人が新型コロナウイルスに感染し、休まなければならなくなった場合、病名を公表するのではなく「体調不良」のみで良いのではないかと言う菅広文さん。
「『体調不良で休みました』っていうことを許容できる社会になるべきやと思うねん」「『どうしたん?結局何なん?』て言う(追及する)ことをやめていかなければいけないと思うんやけど、どう?」と疑問を投げかけます。
これには、相方の宇治原史規さんも「賛成です」も強く同意。
菅さんは「気になるのは分かるねん。『体調不良です』ってなったら『もっとちゃんと言ってよ』っていう気持ちは分かるんやけども」「(個人のTwitterなどで)何か発信するっていうことに関したら別に僕が決めれることでもないから何言うてもいいかなと」と、芸能人本人の判断で病名を公表することは構わないと言います。
しかし、テレビ等のメディアに関しては「メディアってやっぱりその、何かしらの情報を伝えるっていうのがメディアの役割やと思うねんね。それが感染しましたよっていうだけの情報っているのかなっていうのが疑問に思ってて」と疑問を呈する菅さん。
そして「こういう経路、こういう経緯で感染した可能性がありますっていうって所まで皆(メディアは)いかんやん」と、本当に必要な情報を届けていないと指摘しました。
■宇治原「本当は経路のほうが有意義な情報」
宇治原さんも「(感染経路は)ほんとは有意義な情報であって『こういう感染経路が多いんや。じゃあやっぱりよりこういう所に気を付けよう』って思うかもしれへんし」と、菅さんの意見の同意。
「感染したかどうかよりも、本当は経路のほうが有意義な情報」「あるいは何か、一般的に言われてるのとは違う症状が出たりとかして、本人がそれを公表していいですって言ったらそっちは有意義な情報」と、感染の有無よりも経路や症状の方が有意義な情報ではないかと言います。
菅さんは「ただ個人の情報をどこまで喋るべきかっていうのが。で、どこまで喋らなければいけないのかってとこもあんねやけど」「やらなければいけない状況になってないかなっていうのが思ってて」と、病名を公表しなければならない状況はおかしいと改めて主張。
宇治原さんも「(コロナ禍の)最初と状況が違うから」と前置きし「何がしか『体調不良です、休みます』ってなった場合に、じゃそれがコロナなのか何なのか言わされる必要があんのか」と疑問を呈します。
そして「他の病気だってそりゃそうやもん。なんで病気全部言わなあかんのか。これ一番の個人情報やからね。病気の話って。『いや言えよ』って空気は絶対におかしい」「本人が言う分には構わないと思ってる」と、病名の公表を強要される社会のおかしさを指摘しました。
■病名公表に関するロザンの主張に視聴者「とても共感しました」
他にも、どこまで感染経路を公表するか、濃厚接触者であるとの公表はすべきかなどについても議論した2人。
ネット上では「今日のお話とても共感しました」「理由を聞かずに休める世の中になってほしいですね」「興味深いテーマ、ありがとうございました」との声が上がっています。
ロザンが主張する通り、芸能人の病名公表について寛容な社会になってほしいですね。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=-bP37kohrdU
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)