『最低のオフィーリア』篠原涼子、蜷川幸雄演出の初舞台で批判殺到も…

投稿日:2022/02/27 10:37 更新日:

2月26日放送の「人生最高レストラン」(TBS系)では、女優の篠原涼子さんがゲストとして登場。篠原さんが女優人生の転機になった作品を明かし話題を集めました。

篠原涼子

(画像:時事)

■『最低のオフィーリア』篠原涼子、蜷川幸雄演出の初舞台で批判殺到も…

今回の番組では女優人生の転機についての話題に。篠原涼子さんは、蜷川幸雄さんが演出を務めた舞台「ハムレット」(2001)のオフィーリア役だと言います。

初めての舞台という事もあり篠原さんは「いきなりダン!って立ち上がって『何とかで何とかは何とかだ~!』みたいなの始まるから、もう本当勘弁して欲しい。こんな事別にやんなくたって聞こえるし、本番でやればいい事を」と稽古に戸惑いを覚えたとのこと。

舞台が始まったある日、篠原さんの楽屋には観客からのメッセージが届けられたそうです。「思いっきりクレームなんですよ全部。『こんなオフィーリア観た事がない。こんなの明日からやらないで欲しい』とか『最低のオフィーリア』って書いてあったんですよ」と自身が演じたオフィーリア役に批判が殺到したという篠原さん。

当時について「すっごい傷ついたんですけど何か悔しくなっちゃって、女性の字だったんですけどそれをずっと自分の鏡のところに貼っときました。そんで絶対にこの人に良いって思われるようにやってみせる」と逆に反骨心を持ち、火がついた事を明かします。

続けて、篠原さんは「オフィーリアって寂しい切ないって感じなんですよ。それを逆に芯があって強い女性っていうようなところで、私のやるオフィーリアはそっちに見せたいって思ってやったんで、多分、想像と違うかったって事でそう書かれたと思うんですけど」とコメント。

さらに、篠原さんは「逆にいうとそれをずっと通してやろうと思って、それをわざと貼ってやってたんですよね。ダメ出しされると伸びるっていうか、頑張ろうって思っちゃうんですよね」と語りました。

■篠原涼子、蜷川幸雄さんに反論した?

篠原さんは2005年にも蜷川さん演出の舞台「天保十二年のシェイクスピア」に出演。この時の思い出について篠原さんは「その時は割り箸投げられたんですよ。今度は怒られた」と振り返ります。

割り箸を投げられた事が納得いかなかったようで、蜷川さんの楽屋を訪問した篠原さんは「なんで割り箸投げたんでか?二度と割り箸とか投げないでもらっていいですか。ああいう事されると私みんなの前で恥かいちゃって、明日から自信持ってお芝居の演技ができなくなる」と伝えたそうです。

また、篠原さんは「しかも、あれで私やる気がなくなっちゃったんで、ああいう態度でやってくるんだったら稽古来ません」と稽古をボイコットする事を宣言。

すると、蜷川さんは「考え直してちゃんと来てくれ」と篠原さんを説得。さらに、次の稽古の時に大量の割り箸を持って現れた蜷川さんは「これ全部捨てるから」と反省している事を篠原さんに伝えたと言います。

ちなみに、篠原さんは「捨てることはない」と内心ではツッコミを入れていたと語りました。

■篠原涼子に「只者ではない」の声

今回の放送について、ネット上では「蜷川さんに真っ向から反論した篠原涼子はやっぱり只者ではない」「篠原涼子さんと蜷川幸雄さんのエピソード面白過ぎた」「蜷川幸雄に割り箸投げられて直接抗議をする篠原涼子(笑)おもしろエピソードありすぎるな」などのコメントが上がっています。

厳しい演技指導をしていたことでも知られる蜷川さんに割り箸を投げられたという篠原さん。そのことについて反論したというエピソードを聴いて、彼女の芯の強さを感じたという視聴者が多かったようです。

【番組情報】
人生最高レストラン
https://tver.jp/corner/f0099348

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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