2月13日、お笑いコンビ・ダイノジのYouTubeチャンネル「ダイノジ中学校【ミュージックチャンネル】」では、ミュージシャンの玉置浩二さんについて語る動画を公開。玉置さんの歌に込められた思いを分析し注目を集めています。
(画像:時事)
■玉置浩二の歌に込められた本当の思いとは?ダイノジが徹底分析「もしかしたら…」
自身がボーカルを務めたバンド・安全地帯からソロデビューするまでは、他人が書いた歌詞を歌っていた玉置さん。
大谷ノブ彦さんによると、玉置さんはプロデューサーと「なぜ歌を歌うのか」について問答をしたことがあったそうです。
その中で、玉置さんは幼い頃、川に流されてしまった同級生を助けることが出来なかった過去があり、その同級生のために歌っていると答えていたと言います。
その後、アルバム『カリント工場の煙突の上に』(1993年)、シングル『田園』(1996年)が発売されました。これらの曲を聞いていると玉置さんの抱える歌に対する思いを感じるという大谷さん。
大谷さんが「日常なんだよね歌がね」というと、相方の大地洋輔さんも「ほんとに、飯食って空気吸ってるのと同じジャンルだよね」とうなずきました。
大谷さんは「何で歌ってるかって言ったら『心配ないよ、大丈夫だよ』って。それはあの時に自分が助けられなかった、でも今もしかしたら歌で助けられるかもしれないっていう、その感じがこの人の歌にはやっぱある」と語ります。
また、大谷さんは安全地帯が2011年に発表した「清く正しく美しく」にも言及。大谷さんによると、この曲が収録されたアルバムは、2001年に東京・新大久保駅でホームから落ちた人を救おうとして命を落とした韓国人留学生をテーマにして作られているとのこと。
大谷さんは「結果的に何で歌うかって言ったら、その彼と同じなんだよね。誰かを、自分のことを捨ててでも誰かを救いたいっていう思いなんだろうね」と、玉置さんが歌に込めた思いを分析します。
■ダイノジ大谷、本当の玉置浩二は「真面目だよね」
また、大谷さんは玉置さんのキャラクターについて「ちょっと玉置さんてアバンギャルドに見られたりさ、ぶっ飛んだ感じの人って、もちろんそれはあれだけの才能があるからそういうのが出ちゃうのはあるけど、実はその真摯な人で、なんか要はどちらかというと真面目だよね」と分析。
大地さんも「それ(出来事)に対してそういう(真摯な)向き合い方をする人だと思う」と同調します。
大谷さんは「誰かを救いたいの先は、あの時救えなかった小さな命だと」と、玉置さんが常に命に対して真摯に向き合っていると強調しました。
■ダイノジの解説に視聴者「小さな命を思いやる素晴らしい歌手」
他にも、1992年に行われた安全地帯のライブ「安全地帯アンプラグド・ライヴ!」の魅力についてもたっぷり語ったダイノジの2人。
今回の動画に対し、ネット上では「ダイノジのお二人が言ったように小さな命を思いやる素晴らしい歌手なんだと改めて思いました」「ダイノジのお二方の素晴らしい玉置浩二さんの伝説、勉強になります」「私的には情緒不安定な印象もあるんですけど、全てを作品に落とし込んで納得させる凄みというか、、本当のアーティストなんだなと思いました」との声が上がっています。
ダイノジの解説により、玉置さんが歌に込めた思いがより一層伝わったのではないでしょうか。
【番組情報】
ダイノジ中学校【ミュージックチャンネル】
https://www.youtube.com/watch?v=BNnfQaspofE
(文:二木もなか)