1月30日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)では、元フジテレビアナウンサーの山村美智さん、河野景子さん、近藤サトさんが出演。山村さんが新人アナウンサー時代の思い出を語り話題を集めました。
■「女性蔑視なところもあるし」山村美智、フジテレビ時代の理不尽すぎる仕打ちを告白!
『#ボクらの時代』に、元フジテレビアナウンサーの #山村美智 さん #河野景子 さん #近藤サト さんが出演✨
女性アナウンサーの役割の変化や、苦労話が続々🎤山村さんは「社員と同じ待遇なのに、1年更新の契約制」だったことを明かし、驚かせました😆
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— フジテレビュー!! (@fujitvview) January 29, 2022
1980年入社の山村美智さんは、1981年に「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)の"初代ひょうきんアナウンサー"に抜擢され人気を集めました。
当時について山村さんは「社員同じ待遇なのになぜ契約制?と思ったけど、毎年名前を書いて印鑑を押して1年更新だった」と当時を振り返ります。
山村さんによると「私よりもうちょっと前は25歳定年制とか…。だって私が入った時一番上だったのは田丸美寿々さんが30歳ぐらいだったけどすぐにお辞めになったから。何か30歳までいられないムードはあったと思う」と女性アナウンサーは若くして退社するのが通例だったとのこと。
続けて、山村さんが「ある意味テレビ局ってとても最先端のところなのにとっても古いんだよね。女性に対しても女性蔑視なところもあるし」と話すと、河野景子さんは「新人アナウンサーはお茶わんも洗わなきゃいけないしお茶出しもあって。で、コーヒーとか先輩の好み…表がね、ありましたよね」と当時はお茶汲みなどの雑用をさせられていた事を明かします。
山村さんは「それで上の方に何とかこれを紙コップにできないでしょうか?とか言ったら『いやこの忙しいアナウンサーが茶わんを洗う。これがいいんだ』って言われて」と上司から到底理解できないようなことも言われたと語りました。
■山村美智が「オレたちひょうきん族」裏話を明かす
また、番組で着用する衣装について、山村さんは「私たちの時、スタイリストもいないから全部自分で借りに行って、いつも会社にこれぐらい大きなスタイリストバッグを抱えて会社に行って」と自分で用意していた事を明かします。
続けて、山村さんは「スタイリストはつけてくれなかったから自分で借りに行って、それで返すと…。懺悔で水をかぶると買い取るかあるいは買い取れないものはお菓子折り自分で持って謝りに行くから、本当に懺悔は怖かった。あ~お願いだからかぶりたくない。これは大切な衣装だから」と当時の心境を告白。
さらに「最後辞める時かな?日枝さんのところ行って…。お家に行って泣きながらアナウンサーにはスタイリストつけてくださいって泣いて言った覚えがある」という山村さん。
河野さんは「ありがとうございます」と山村さんのおかげで後輩が助かっていると感謝を伝えました。
今回の放送について、ネット上では「山村美智さんがアナウンサーにスタイリストつけて下さい!辞めるとき泣いて訴えてくれたから後輩さんが助かってますね」「当時はアナウンサーが25歳定年ってびっくり!!女子アナがお茶出しして茶碗も洗ってたとか、スタイリストも付かなくて衣装も自分で借りに行って自腹で買い取りとかもう時代が…」「山村美智さんがいちばん先輩なんだ。やはりアナウンサーでも女性はお茶汲みやらされてたんだ。『いそがしいアナウンサーがお茶淹れるのがいいんだ』論は意味不明すぎる、ってほんと!」などのコメントが上がっています。
番組にスタイリストがつくまでの過程を明かした山村さん。今では考えられないことばかりで、驚きっぱなしだったという人もいたのではないでしょうか。
【番組情報】
ボクらの時代
https://tver.jp/corner/f0096554
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)