1月25日、なかやまきんに君のYouTubeチャンネル「ザ・きんにくTV【The Muscle TV】」では、なかやまさんが吉本興業を退所するに至った経緯と今後の活動について語り、ポジティブで誠実な姿勢に心打たれた視聴者が多かったようです。
■吉本興業から引き留められるも、退所の決意は固く…
動画冒頭で、なかやまさんは「私、なかやまきんに君は、2021年12月31日をもちまして、約21年間所属させていただきました吉本興業を退所することになりましたので、ご報告させていただきます」と語り始めます。
「吉本興業の社員の皆さん、関係者の皆さん、スタッフの皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございます。そして所属されている先輩芸人の皆さん、同期や後輩芸人の皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございます」と深々と頭を下げ、感謝の意を伝えていました。
退所に至った経緯については、2021年10月末に翌年の契約更新について聞かれたタイミングで、なかやまさん自ら「今年で退所させていただきます！」と伝えたそうです。
「そこから2ヶ月くらいかけて、事務所の方と話をしたり、相談に乗っていただいて、会社の方からも『こういったサポートができるよ』など色々な提案もしていただきました。それでも私の心は決めておりましたので、退所させてください！ とお伝えし、それを事務所の皆さんも了承していただいたということで、退所することになりました」と丁寧に説明するなかやまさんでした。
■吉本興業初の"世界を股に掛けた人"になるための海外筋肉留学
そして吉本興業を退所すると決意した理由については、「1つは、海外に挑戦する。そして2つ目は、日本中の体脂肪を燃やすこと」と断言しました。
海外に挑戦するというのは、なかやまさんが10代の頃からの夢だったそうです。
なかやまさんは、「吉本の養成所であるNSCに入る時の履歴書にも、『将来は吉本興業初の"世界を股に掛けた人"になる』と書いております。そして2006年の10月から、アメリカのロサンゼルスへ筋肉留学に行きました。この留学の目的は2つあって、1つはアメリカの映画やテレビのオーディションを受ける。そしてもう1つは、17歳の時から憧れていた、"筋肉の聖地"と呼ばれるロサンゼルス西海岸のベニスビーチに住んで、成功してやるぞ！ という思いでした」と熱弁。
留学中は、数多く受けたオーディションの中で合格通知が何件かあったものの、学生ビザだったために仕事に参加できないということもあったそうで、こうした経験から「なかやまきんに君というキャラクターは、アメリカでもチャンスがあると本気で思っているので、僕の中では筋肉留学は、まだ終わっていません！」と、海外留学への抱負を熱く語っていました。
■吉本退所のなかやま、オンラインフィットネスなど"新事業構想"を告白！？「日本中の体脂肪を燃やす」
さらに「日本中の体脂肪を燃やす」という気になるワードについて、なかやまさんはYouTubeで筋肉やフィットネスの情報を発信し、視聴者からのコメントを受けるうちに「皆さんからの需要は、お笑いよりもフィットネスに関することの方が多いな、と感じるようになった」のだそうです。
今後、筋肉づくりやダイエットに関する情報発信により力を入れていくそうで、「そのプロジェクトのひとつとして、オンラインフィットネスを考えております」と、新たな展開を明かしていました。
最後に、サポート体制が整った吉本興業をあえて辞める理由について、「僕の中で、サポートがあるとか安心感があるという環境に、甘えのようなものが出てきているのではないかと思ったんです。『何かあっても大丈夫』という安心感が、夢を叶えられない理由になるんじゃないか。成功するか失敗するかということを置いておいても、自分自身で経験したということが、非常に大事な財産になると思います」と説明していました。
■誠実かつストイックな動画に共感の声多数
なかやまさんの熱い思いが詰まった動画を受けて、ネット上では「覚悟も誠実さも半端ないなぁ。人それぞれの人生や夢への向き合い方として非常に心強い、エールのようなものを感じる」「安定から外れる不安に立ち向かい、決断したきんに君をこれからも応援しています！」「理由も、説明も本当にすべてが素敵すぎます！」「日本中の体脂肪を減らす夢を一緒に叶えられるように、これからもこのチャンネルを見て筋トレ頑張ります」などの声が多数上がっていました。
なかやまさんの志の高さもさることながら、お世話になった人々への感謝の気持ちや退所の理由を丁寧に説明する誠実さに、なかやまさんの人柄が表れていましたね。
自身の夢のみならず、観る人の夢をも応援してくれるようなパワー溢れる動画を、今後も楽しみにしたいですね。
【番組情報】
ザ・きんにくTV【The Muscle TV】
https://youtu.be/XWckaSCeMEs
(文：くる美／編：おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)