1月13日、タレントの所ジョージさんとYouTuberのマック堺さんのYouTubeチャンネル「所マックのまっくトコロ」では、所さんが「嘘」と「転ばぬ先の杖」について語る動画を公開。所さん流の的確な例え話に共感する声があがっています。
(画像:時事)
■所ジョージ、リスクを気にし過ぎる世の中に苦言「生きてる意味が無くなっちゃう」
今回の動画では「嘘つかなきゃダメなところもあるんだよ」と切り出した所さん。「たとえば瀕死の重傷負ってる奴に『うわ、傷深い、死ぬわ』って」「言えないよ。それは『傷は浅いぞ!しっかりしろ!』だよ」と、嘘が必要な場面に言及。これには横で聞いていた堺さんも笑いながらうなずきます。
「医者だって嘘つくよ。『大丈夫ですから別に』って。『心配いりませんよ』って言うよ」という所さんは「信じる(こと)は、身体が免疫力上がったりもするわけでね。それを『お前、絶対ダメだ』って(言ったら)暗くなるよ。今の世の中みたいだよね。『危ないよ!危ないよ!』って、どんどん危なくなっちゃってる」と、リスクばかりを気にして暗い方向に行っている世の中に苦言を呈しました。
さらに、所さんは「転ばぬ先の杖がこんな太くなっちゃって、重たくて杖で前へ進めないっていう状態」と例えて「転ばぬ先の杖は大事だけど、たとえば山登りするのに、あれも必要だこれも必要だって、こんな荷物になっちゃって、台所も必要だなんつって、キャンピングカーのでっかいの買ってかなきゃって、それじゃ登山できねぇだろって話だよ」と、行き過ぎた"転ばぬ先の杖"について触れます。
そして「転ばぬ先の杖はほどほど。杖までだよ」「杖以上のものを用意しろって世の中になっちゃってるなってのは、一回放棄しなきゃ。だったら手ぶらで行くわ俺」と持論を展開しました。
■ノーリスクで生きることは「無理」
「人生は楽しいことするのが目的」と言う所さん。「そこに、転ばぬ先の杖でどんどんどんどん『あれしちゃいけません、こうですよああですよ』(と言われたら)、太すぎるわ。それじゃ楽しくない。生きてる意味が無くなっちゃう」と、リスクを気にし過ぎることの弊害を指摘しました。
さらに「山登るのも、山登るのが目的だから。そこで、もう『寒くもなく、お腹も空かなく、汗もかかなく』なんて言うのぜーんぶ求めてったら、登れないもん」と、再び山登りに例えます。
「ある程度のリスクがあって山登ろうとしてるわけだから。ノーリスクで人生を暮らそうってのはもう、そこに無理があるね」「みんながあまりにもノーリスクでノーリスクでって言い出した時には、全放棄だよ俺は」と、きっぱり言い切ると、堺さんは「本来の目的が達成しづらくなるから、それだったら(太すぎる杖は)要らないってことですね」とまとめました。
■所ジョージの人生論に視聴者「ほんと所さんの考え方好き」
それから、再び"人が生きるためは嘘も大事"ということについて語った所さん。
所さんの人生論に対し、ネット上では「いや〜ほんと所さんの考え方好きですわ」「勿論ルールは守りますが、がんじがらめも困った物です」「同意。テレビが必要以上に健康のリスクを煽りすぎるのも社会が後ろ向きになってる原因の一つと思ってます」との声が上がっています。
コロナ禍もあり、生きることに閉塞感を覚えやすい昨今。所さんのトークに共感する視聴者も多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
所マックのまっくトコロ
https://www.youtube.com/watch?v=gBQn86HWE4c
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)