12月25日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、新型コロナウイルスの変異株の記事について議論する動画を公開。記事の見出しのあり方について有意義な議論が行われ、注目を集めています。
■「不安だけ煽ってるよな」ロザン菅広文、コロナ変異株の見出しに物申す!
冒頭で「新聞に書いてあったんやけども」と振る菅広文さん。菅さんが見た新聞記事には、新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株について、以前のデルタ株に比べて「感染力が4倍」ということが太字の見出しで書いてあったそう。
そこで、菅さんが記事の中身を読んでみると「重症化率は10分の1」という内容のことが書いてあったとのこと。
菅さんは「事実だけをちゃんときっちり文字の大きさも含めて、俺並べてほしいねん」と言います。
「『感染力4倍』って書くんやったら、いわゆる『重症化のリスクは10分の1』は並列であるべきやねん」と主張。「とりあえず、もう『4倍です』って『4倍なんです』っていうとこまで行くやん」「そこの文字の大きさが全然違うわけよ。その文字の大きさはどういう意味合いでの文字の大きさやねん」と疑問を呈する菅さん。
「そこがね、ちょっと不安だけ煽ってるよなって思う時があんねんな」と、見出しのあり方について意見しました。
■"感染力4倍"と煽られても…菅「マスク4倍せえへんねん」
菅さんの意見を聞き「なるほどなぁ。そうやな」「ま、見出しってそんなもん」という宇治原さん。
菅さんは、医師や専門家も「悪いことは大きな声で言うねん。で、良さそうなことは『分からへん』て言うねん」と指摘。「『今は10分の1やけども、これがもしかしたら違う変異をして、10分の1じゃない可能性もある』言うねん」「(オミクロン株の感染力)4倍もそのうち2倍になる可能性もあるしってことになんじゃないの?そんなこと言い出したら」と疑問を呈します。
さらに、菅さんは「俺らが感染対策をきっちり守るようなことは大きく言うねん」「それは俺の中ではフェアじゃなくて」と主張。
「それされたとて、俺行動変わらんねん」「『4倍や!』ってなって俺、4倍気ぃつけへんねん。マスク4倍せえへんねん」「『10分の1や!』ってなって、今までの感染対策の10分の1をせえへんねん」と持論を展開しました。
■記事見出しの議論に視聴者「読む側もしっかりしないと」
宇治原さんは「菅さんの言ってることは分かるよ」と言いつつ「(医師や専門家の)話と見出しはちょっと別かな」とコメント。
その後も、専門家の意見の仕方や見出しの書き方について、2人で議論しました。
ロザンの議論に対し、ネット上では「菅さんの情報リテラシーの高さに感服です」「新聞を含め、報道はずっとコロナを煽り過ぎだと思っています」「気になった見出しの記事ばかり読んでいるときがあるので読む側もしっかりしないとダメですね」との声が上がっています。
記事の見出しだけに頼るのではなく、きちんと情報を取捨選択できるようになりたいですね。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=PGL4-KJT9zs
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)