吉田鋼太郎「酷い時は…投げてた」"灰皿"超える蜷川幸雄伝説を明かす!

投稿日:2021/12/23 13:45 更新日:

12月23日放送の「TOKIOカケル」(フジテレビ系)では、俳優の吉田鋼太郎さんがゲストとして登場。吉田さんは、演出家の蜷川幸雄さんとの思い出について語り、話題を集めました。

吉田鋼太郎

(画像:時事)

■吉田が人生で一番ビビった人を明かす

TOKIO・松岡昌宏さんが「人生で一番ビビった人誰?」と尋ねると、吉田さんが名前を挙げたのは2016年に亡くなった蜷川さん。

吉田さんは、「僕がね、40歳の時に初めて一緒にお芝居をさせていただいたんですけども。まあそれがね、とにかくどんどんどんどん(役者が役を)降ろされたりね。あるいは蜷川さんにあんまり怒られちゃって、もう行くの嫌になっちゃって、途中から来なくなっちゃったりする人とかね」と、蜷川さんの演技指導は厳しかった事を明かします。

「結構そういう事が割と頻繁に起こるような稽古場だったんですよ。それで僕の出番が2週間ぐらい経って、稽古が始まってから…2週間ずっとドキドキですよ。自分もそういう目に遭ったらみたいなっていうとこが、初めてのお付き合いの始まりですね」と当時の記憶を回顧。

ここで、国分太一さんは「2週間行ってもまだリハーサルはできてないって事ですか?」と尋ねると、吉田さんは「そうなんです。 僕の出番がまだ回ってこないわけですよ。10時間の尺の芝居だったんです。だからなかなか自分の番回ってこない」と返答。

それでも、吉田さんは「これは頑張んなきゃと、いずれにせよ頑張ろうと、自分の持てるもの全部 出そうと思いやったら、それで蜷川さんに気に入っていただいて」と、蜷川さんは実力を認めてくれたとのこと。

なお、この時、蜷川さんの横にいたのが女優の寺島しのぶさんだったそう。

吉田さんは寺島さんから、「鋼太郎が出てきたら、蜷川さん最初は 『誰だよ? これ』みたいな。見た事もない聞いた事のねえ奴だ、みたいな顔をしてたけど、徐々に『おっ?』っていう顔になってきて目を見開いてきて、最後はこうやって口開けてたわよ。誰だ? この役者は、みたいな顔してたわよと」と、演技力の高さに蜷川さんが驚いたという話を聞いたとのこと。

■吉田「酷い時は…投げてた」"灰皿"超える蜷川伝説を明かす!

蜷川さんの演技指導について、吉田さんは「とにかくストレートに、いわゆるダメ出しをするわけですよ。それはやっぱり傷つきますよね」と話すと、松岡さんは「人ですからね」と相槌を打ち笑いを誘うことに。

続けて、吉田さんは「割と本当にその通りだなって事仰るんで、さらに傷つきますよね」とコメント。

また、灰皿が飛んできたという蜷川さんにまつわる逸話について、吉田さんは「その頃ね、禁煙なさってたんで灰皿がなかったんで、灰皿は飛ばなかったんだけども…。履いてる靴をわざわざ脱いで投げてたりしてました。酷い時はパイプ椅子投げてた。もう(蜷川さんが)死んじゃったから言っちゃいますけど」と、思いもよらぬものが飛んできた事を明かします。

この話を聞いた松岡さんも「もうプロレスですよ!」と驚愕していました。

今回の放送にはネット上で、「TOKIカケ吉田鋼太郎さん相変わらず面白くて笑った~。蜷川さんの稽古場に近づくと今でも緊張するお話も」「こうちゃん、人生で一番ビビった人は、蜷川幸雄さん」「蜷川さん伝説すごっ!色んな人で語り合ったら面白そう」などのコメントが上がっています。

パイプ椅子まで飛んできたという蜷川さんのエピソードがすごかったですね。

【番組情報】
TOKIOカケル
https://tver.jp/corner/f0092972

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

\ この記事をシェアする /

関連キーワードから記事を見る
,

Copyright© COCONUTS , 2024 All Rights Reserved.