「途中で救急車で運ばれることに…」野口五郎、パニック症候群で倒れた裏話明かす!

投稿日:2021/11/19 17:28 更新日:

11月18日放送の「SONGS」(NHK総合)では、野口五郎さんと岩崎宏美さんがゲストとして登場。VTRで出演した山本耕史さんが野口さん、岩崎さんとミュージカル「レ・ミゼラブル」で共演した際の思い出を語りました。

野口五郎

(画像:時事)

■山本耕史、野口五郎&岩崎宏美との思い出を語る

野口五郎さんは、10代から10年連続で「NHK紅白歌合戦」に出場していたものの26歳の時にそれが途絶えてしまいました。

そうした中、29歳でミュージカルに挑戦した野口さん。時を同じくミュージカルの場に活躍を広げていた岩崎宏美さんと共にミュージカル「レ・ミゼラブル」の日本初演で共演を果たしました。

この作品に当時10歳で出演していた山本耕史さんは「初演のあの必死さというか…。すごい記憶に残ってるな。五郎さんが1回『俺もう体ボロボロなんだよ』って笑いながら舌をベロって出したんですけど、赤いベロじゃなくて、なんかね白だった。全部ストレスとかが体に出ちゃってたみたいで」と当時を振り返ります。

続けて、山本さんは「あれだけの大スターがテレビに出て何百万という人が見てるのとは別で、1ステージ1000〜2000人の世界ですから、五郎さんとか宏美さんにとって人目につくという意味では間口の狭いところですよね。でも、狭いからこそダマせないものがあるっていうか」とコメント。

さらに、山本さんは「見抜かれてしまうっていうのも舞台の怖さだったり強さだったりもするので…。そう考えると自分をイチから探るような作業をあの時してたんじゃないかなって思うんですよね。だからそれだけ精神的に追い込んだんだと思うし、転機になったのかなって思うんですよ」と当時感じた事を語りました。

■「途中で救急車で運ばれることに…」野口五郎、パニック症候群で倒れた裏話明かす!

VTR終了後、番組責任者の大泉洋さんから話を振られた野口さんは「10歳だった耕史がこんなにも記憶がしっかりしてて、その時のことをこんなふうに言ってくれてるのがすごく嬉しくて…」とコメント。

続けて、野口さんは「もう身も心もボロボロになってただ一生懸命やってて。僕はもう途中でぶっ倒れちゃいましてパニック症候群になっちゃって、それで途中で救急車で運ばれることになったんですけど」と舞台の途中で倒れ、第2幕は別の役者が演じたと言います。

岩崎さんによると、野口さんは毎回信じられないほどの大量の汗をかいていたとのこと。野口さんは「思うように声も出せない状態だったので闘いつつ闘いつつでしたね。その先に何かあるだろうっていう」と振り返ります。

また、岩崎さんは「宏美ちゃんの音域では出ないのかもしれないけど、とても物悲しくて聞こえて『僕は良いと思うよ』って言ってくれたのがすごいホッとしてね。良い人だな…」と野口さんの言葉に励まされたそうです。

■『レミゼ』裏話に反響

今回の放送について、ネット上では「五郎さんの葛藤を間近で見てた山本耕史さん10歳ってのもすごい。レミゼは本当にいろんな方が出てる、歴史を感じる」「レ・ミゼラブル山本耕史君10才の観たよ。そして、こんなにも素晴らしいものを観てしまって、何かできないだろうかと、思った感動だったよ。五郎さんがそんなに苦しかったとは知らなかった」「野口五郎さんと岩崎宏美さんのSONGS懐かしい曲もレミゼのメドレーも最新のお二人のデュエットも素晴らしかった。観てよかった!」などのコメントが上がっています。

野口さんが「レ・ミゼラブル」の公演中にパニック障害になって舞台の途中で倒れたというエピソードに驚いた視聴者もいたようです。

また、当時10歳だった山本さんが当時のことを鮮明に覚えていて、その話が印象的だったという人も多いのではないでしょうか。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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