IT系の給与はなぜ低い?業界が抱える"悪循環"とは…「日本は遅れていく」ロザン宇治原の主張に反響広がる

投稿日:2021/11/11 13:34 更新日:

11月10日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、宇治原史規さんと菅広文さんがIT系職業の給与の低さについて議論する動画を公開。例え話などを使ったわかりやすいトークが反響を呼んでいます。

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■IT系の給与はなぜ低い?業界が抱える"悪循環"とは…「日本は遅れていく」

冒頭で「古いんかもしれんけどさ、職業聞いてさ『ITです』とか言われたらさ、なんか、儲かってそうやなとかさ」と切り出す宇治原さん。

さっそく菅さんに「古っ!」とツッコまれてしまいます。

宇治原さんが言いたいのは、保育、看護、介護など給与の低さが社会問題とされている職業の中に、ITが入っていないということ。

すると、菅さんも「そういう意味でね。でも確かに、みんな『高いかな』ってイメージはあると思う」と同意します。

宇治原さんは、とある新聞記事の中で、IT人材の不足や給与の低さなどの課題があるとの記事を読み、「給与の低さ」という点に驚いたそう。

そして、IT系の給与がなぜ低くなるかについて調べたことを解説します。

たとえば、アプリの開発を企業が受注したとすると、受注した企業は下請け会社に開発を投げ、下請け会社がさらに下請け会社に投げるという流れに。

その間に利益が中抜きされ「一番末端で作業する人間は、給与が安くなる」というのです。

受注した企業側も、IT技術者を抱えておくにはコストがかかるため、正社員として雇いたくない傾向に。

宇治原さんは、「そうなるとさ、いわゆる非正規のIT系の人たちがいっぱいいるわけ」と指摘。

優秀な人材が集まらず、技術者のスキルも上がりにくくなってしまいます。

宇治原さんは、「悪循環にどんどん陥ってて、これを日本が続けてると、どんどんITの進化から日本は遅れていく」と危惧します。

■菅、アニメ業界にたとえて議論「俺が楽しみにしてるアニメが見られへん」

菅さんは、「ITというよりも、非正規をどうするかっていう話にもちょっと近い」とコメント。

「非正規の方々が、ITであれ何であれ結構生活に不安を抱えてる」と、非正規雇用者の問題を取り上げます。

そして「アニメ業界とかも言われてるからな、そういうの」と、アニメ業界に例える菅さん。

「下請けに(仕事が)行くわけよ、どんどん。作品バンバンバンバン生まれんやけど」「でもそれは(ITと)同じような感じで下請けにバー流すから、そこの給料をすごく安いねん」と、アニメ業界の問題を指摘します。

そして「俺はアニメに置き換えて考えられるから、そこの方々の給料が安かったら、俺が楽しみにしてるアニメが見られへんわけやん」「そういうことで捉えたらすごい問題」と語る菅さん。

しかし「ITって広くなると、うん、ちょっと難しいとこある」と、あらためてIT系の給与問題の難しさを指摘しました。

■宇治原の主張に反響広がる

その後も、海外のIT業界の実態について紹介したり、農家や吉本興業の社員に例えたりしながら、IT系の給与の低さについて議論しました。

ロザンの議論に対し、ネット上では「下請けや非正規雇用は賃金が安かったり労働環境が悪かったり様々な問題があると思います」「アニメ業界の喩え、めちゃくちゃしっくりきました」「私もIT企業はある程度お金もらえると思っていましたが、確かに下請けのことを考えるとそうだな…と考え直しました」との声が上がっています。

他にも、実際にIT業界で働いている人などからの意見も多く上がり、日本の雇用や給与問題についてコメント欄も大いに盛り上がっていました。

【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=MkReZnd27Uo

(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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