10月29日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)では、俳優の染谷将太さんがゲストとして登場。染谷さんがNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で織田信長役を演じたことについて語り話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■「信長様に注射打っちゃった」染谷将太『麒麟がくる』で思わぬ反響があった!?
染谷将太、黒柳徹子の熱烈ラブコールで『徹子の部屋』初出演!得意の手品も披露 #テレ朝POSThttps://t.co/8pJr7WJYWa
— テレ朝POST (@post_tvasahi) October 28, 2021
今回のゲスト・染谷将太さんは「麒麟がくる」で織田信長役を演じ、その演技が話題になりました。
黒柳徹子さんは「私も拝見したんですけど初めにパッと見た時、今までこんな若い織田信長いたかな?と思って…。織田信長をおやりになる方の年って大体あなたより年上の方が多かった今までね」とコメント。
続けて、徹子さんは「だからね、あぁこういう方がやるのかなと思ったけども、あなたがあまりにももう信長のようになっていらしたので、私も見てて『おお…!』と思ったんですけども」と劇中での染谷さんの演技を大絶賛します。
染谷さんは「あまり感想などそんなに言わない両親なんですけども、信長に関しては最終回終わった後に『よかったよ』と珍しく言ってもらいましたね」と両親も演技を褒めてくれたと明かしました。
また、徹子さんから「なんか思いもよらない方から褒められたりもしたんですって?」と尋ねられた染谷さんは「そうですね。かかりつけのクリニックで、よく診てもらってる先生がいるんですけれども、特にそういう話はした事今まで一度もなかったんですけど…。去年かなんかインフルエンザの予防接種を受けに行った時に注射を打った後に先生が『あっ信長様に注射打っちゃった』って(言っていた)」とかかりつけ医からお茶目なことを言われたのだと語りました。
■染谷将太、信長役に戸惑いを感じていた?
ここで、徹子さんが「信長っていう役を配役された時はどんな気持ちでした?」と質問すると、染谷さんは「なぜ自分なんだろう?と思いました。若いですし、そんなにワイルドな見た目でもないですし…。力強い感じのイメージもあんまり持たれる事はないので、なぜ自分なんだろう?っていう最初は驚きました」と返答。
また、染谷さんは「でも本を読ませて頂いたりとか、制作陣の皆様から話を聞いて、今回狙っている今回描きたい今回だけのオリジナルな信長像があるっていうのを説明して頂いて…。それを聞いて逆にそういうチャレンジをする時に自分を呼んでくださったのがすごく嬉しかったですし」と納得して本番に臨んだそうです。
そして「同時に同じぐらい責任とプレッシャーは感じましたけれども…。経験できて本当によかったです」と信長を演じてみて得るものも多かったと語りました。
■染谷将太、役作りの秘訣を明かす
役作りについて、染谷さんは「最初は信長が出てくる頃は割かし普通の少年といいますか、割とニコニコして町の人に優しくて、凶暴めいたところはあまり見られない…。そういう所から始まっていくんですけれども」と語り始めます。
続けて「実際にやっぱり1年半という期間をかけて、撮影していたのでこう演じていく度に自分の中でも役が熟していくといいますか。携わっている時間が長かったですし、毎日 台本も読んでましたし、やっぱそれはすごく…そうですね。毎日信長と一緒に生活していたような感じでしたね」と振り返りました。
また、徹子さんの「やっぱり台詞の言い方なんかももちろんそうですけど、声の出し方とかそういう事までもやっぱり変えておやりになりました?」という質問に、染谷さんは「最初の頃は割と若いですし、割とトーンが高めのお芝居をしてたんですけども、やっていく中で自然と導かれていったといいますか。特に狙ったわけではないんですけども、だんだんやればやるほど声が変わっていって、年齢が上がっていく設定につれどんどん声色も変わってきました」と自然と声のトーンが変わっていった事を明かします。
■無茶振りに染谷将太も困惑?
このタイミングで、徹子さんは「担当の者がですね『わしの首は誰にも渡さぬ』という台詞をちょっと信長の台詞で言って欲しいなんて言ってるんですけど、どうします?」と無茶振り。
すると、染谷さんは無茶振りに戸惑いながらも「わしの首は誰にも渡さぬ」の台詞を実演。徹子さんは「ありがとうございます。私が言ったんじゃないですよ。担当の者が」と自分ではなくスタッフのリクエストだったと弁明しました。
今回の放送について、ネット上では「染谷将太くんのお話を聞くの初めて。とても貴重で鮮」「徹子の部屋に染谷将太さん出てて信長役の話してる」「染谷将太さん。徹子さん、麒麟がくるの信長の話をたくさん聞いてくれた。挙句わしの首は誰にも渡さぬってセリフ一節お願いしてた」などのコメントが上がっています。
『麒麟がくる』で信長が憑依したような鬼気迫る演技を披露していた染谷さん。今回言っていた「毎日信長と一緒に生活していたような感じ」というコメントは、あの素晴らしい表現力がどこから来ているのか、垣間見えるものとなっていたのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)