10月13日、中川翔子さんのYouTubeチャンネル『中川翔子の「ヲ」』では、中川さんが脅迫被害に合った件について赤裸々に語るとともに、ある有名弁護士との対談を果たしました。
(画像:時事通信フォト)
■何ヶ月にもわたって続いた脅迫・侮辱の嵐
6月にインターネット掲示板で中川さんを脅迫・侮辱した疑いがあるとして、東京都内に住む20代男性が書類送検されたのは、先週のことでした。
中川さんはこの件について、動画冒頭で「何ヶ月にもわたって、本当に誹謗中傷…そして、中には命に関わるような(発言)、『硫酸かけるぞ』とか『自殺しろ』とか、もう本当にものすごい勢いで書かれ続けていました」と説明しました。
これまでも、ストーカー被害に悩まされたことが幾度となくあったという中川さんは、「硫酸をかける」などという、現実に起こった事件をも連想させる言葉に恐怖を覚え、気持ちが休まらない日々を送っていたそう。
さらにここから、今回の脅迫被害について行動を起こした理由について語りはじめます。
■中川、誹謗中傷を警察へ届け出た"理由"に納得の声!変わってきた時代の潮目とは
中川さんは、「(ネット上が)誹謗中傷で溢れている時間が長すぎる。これまで、誤解だろうが何だろうが、何を書かれても、言われる方が悪いみたいな空気が(世間的に)ずっとあって。数年前までは、(誹謗中傷に対して)言い返していい空気なんかじゃないし、やられ放題で当たり前、みたいなのがネットって感じだった」と、これまでのネット社会の問題について語ります。
一方で、最近ではそうした風潮に変化を感じているそうで、「最近では著名人の方でも、誹謗中傷について対処しようと動き出している方もいらっしゃいます。なので、少しずつ時代の潮目も変わってきていると思うんですけど…」と語る中川さん。
そんな中川さんが今回、警察に相談するという行動に出た理由として、「抑止」を挙げます。
中川さんは、「少しでも、誹謗中傷の負のスパイラルが止まればいいな、と思って行動しました」と、自身の想いを語っていました。
■岡野弁護士と念願のコラボも
また今回の動画では、中川さんがアトム法律事務所の岡野武志弁護士のもとに出向き、誹謗中傷事件の現状について明らかにしていく目的もあったようです。
中川さんは岡野弁護士に対し、「実際のところ『誹謗中傷』って、どんな罪にあたるんですか?」「書類送検された場合、その後はどうなるんですか?」など、多くの視聴者が共感するであろう疑問点を率直にぶつけていました。
岡野弁護士による説明に納得できた様子の中川さんは、「改めてですけど、言葉って、本当に人の命を奪いかねない、ナイフになり得ること。それを義務教育とかで、ちゃんと教えてほしいですよね」「大人になってからでも、自分は大丈夫とか、(ネット上では)匿名だからバレないだろうとか、そういうことじゃなくて。本当に本人に届いて、それがどれだけ恐ろしい思いをさせるか(を考えてほしい)」と切実に語っていました。
■勇気ある動画投稿に、ネットからは称賛の声
こうした中川さんの訴えに対し、ネット上では「辛かったし、怖かったですよね…今回、こうして勇気を出してくれたことで、変わることが必ずあると思います」「泣きたい気持ちを我慢して、たくさんの元気と笑顔の動画を、いつもありがとう!」「岡野先生が出てきて、謎の安心感がでて来た…しょこたんが1日でも多く楽しい日を送れますように」などの声が上がっていました。
誹謗中傷や脅迫を受けながら、それを微塵も見せず、人々に元気と笑顔を与えてきた中川さんの偉大さ。
そして今回、「抑止に繋がれば…」と行動に移した中川さんの強さと真っ直ぐな思いが、多くの人の心に届いたのではないでしょうか。
中川さんの言動をきっかけに、ネット上にも誹謗中傷のない、優しい世界が訪れることを願いたいですね。
【番組情報】
中川翔子の「ヲ」
https://youtu.be/3cbe-hSEH4c
(文:くる美/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)