9月23日、『千原ジュニアYouTube』では、くまだまさしさんをゲストに迎えて、映画『プリティ・ウーマン』の魅力について語る予定でしたが、くまださんのあるカミングアウトによって驚きの感動回となりました。
■映画『プリティ・ウーマン』の話から、意外な話題へ…
映画『プリティ・ウーマン』をこれまでに2000回ほど観てきたほどお気に入りというくまださん。今回は、未だ同作を観たことがないという千原さんに映画の魅力を語ってもらう予定とのこと。
千原さんが「『プリティ・ウーマン』を近々で観たのはいつですか?」とたずねると、くまださんは「それは…1年6ヶ月前ですね」と答えます。
さらに、くまださんは「自分でも、あれ?おかしいなと思ったんですけど、コロナ禍になってから1回も観なくなってしまったんですよ」と打ち明け、ここから話題は思わぬ方向へ変わっていくことになります。
■くまだまさし"コロナ鬱"の症状を告白!ヒステリー球、むずむず脚症候群、減少した月給額も激白
くまださんが「『プリティ・ウーマン』だけでなく、コロナ禍によって僕の生活すべてが変わったんです」と語ると、千原さんは「カメラの前で話していいのか分からないけど…噂で、くまださんが心的に病んでるんじゃないかと(いう話を聞いた)」とコメントします。
ここでくまださんは、「僕は、コロナ鬱と診断されました」と告白し「(舞台や営業といった仕事の激減ぶりに)すべてのやる気がなくなった」と語り始めました。
そして「コロナ前はだいたいの月給が200万円だったんですよ。それがコロナ禍になって平均月給が4万円になったんです」と激白。妻子ある身ながら、月4万円の状態が長らく続いたそうで「こりゃマズイ。どうしよう、不安だっていうのがあって、コロナ鬱になってしまったのかもしれないです」と語るくまださんでした。
千原さんが「(コロナ鬱の)症状としては、例えばどんなものがあるんですか?」とたずねると、くまださんは「一番びっくりしたのが、今僕がいる位置から、千原さんがいる位置まで(2メートルほど)歩くのに1分かかります。ゆっくりしか歩けないんです」と驚きの返答をします。
そのほか、喉にずっと何かが引っ掛かっている感覚に陥る「ヒステリー球」と呼ばれる症状や、足がずっとくすぐったく感じる「むずむず脚症候群」という症状などにもみまわれたそうです。
くまださんは「ちょうど1年前くらいにそういう色んな症状が出たんですけど本当に『なんだ、この病気は!?』って思うぐらい辛かったですね」と語っていました。
■「何かをやることが健康につながる」くまだ流・鬱病との向き合い方
続けてくまださんは「全部検査をしたんですけど、(身体的には)すべて異常はなく、健康体で。気持ち(からくる病気)ってこんなにすごいのか…って思って。今は戻ったんですけど、(コロナ鬱で)体重も12キロ痩せて。何にも食べられなくなった時期もありました」と語りました。
そんな中、くまださんは「これじゃダメだと思って。バイト代はいらないよって言って、お皿洗いのアルバイトをさせてもらったりとか。何かをやることが健康につながると思って」と、自ら行動したそうです。
症状は落ち着いてきたというくまださんですが、睡眠薬は今でも毎日飲んでいるそうで「病院の先生から言われたのは『治らないよ。コロナが収まったら治るから』と。なので、それを信じようという感じです」と話していました。
そんなくまださんの話に、千原さんは「いや〜今日こんなことになると思ってなかったけど、これを見て本当に勇気をもらえる人がいっぱい居ると思うよ」とコメントしていました。
本来の企画の趣旨からは外れてしまいましたが、千原さんは「じゃあ、いつか(元気になったら)僕に『プリティ・ウーマン』見せてください」と、笑顔で対談を締めくくっていました。
■くまだまさしの告白、千原ジュニアの言葉に「泣きました」
ネット上では「くまださんを久しぶりに見られたこと、うつ病を抱えながら出てこられたこと、随所に感じる千原さんの優しさに泣きました」「やっぱりジュニアいいなぁ。最後の言葉は、涙なしでは見られない!」「とても良い回でした。また完全復活されたときに、プリティ・ウーマンの話を楽しみにしてます!」などの声が上がりました。
また、動画ではくまださんの趣味であるドライブの話題や、千原さんがくまださんの芸風を称賛する場面などもあり、和やかな雰囲気となっていました。
衝撃のカミングアウトもありましたが鬱病に打ち勝とうとするくまださんの強さと真面目さ、そして千原さんのさり気ない優しさが垣間見える感動回となったのではないでしょうか。
【番組情報】
千原ジュニアYouTube
https://www.youtube.com/watch?v=28RpQkwpueo
(文:くる美/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)