8月2日の「NEWS23」(TBS系)では、映画「ドライブ・マイ・カー」で主演を務める西島秀俊さんが登場。インタビューの中で西島さんが映画の脚本について本音を明かし話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■西島秀俊、カンヌ受賞の脚本を絶賛
【カンヌ受賞後初!西島秀俊さん単独インタビュー】
「困難を乗り越える力」とは?#村上春樹 原作の「 #ドライブ・マイ・カー 」が#カンヌ国際映画祭 で日本映画初の #脚本賞 を受賞
主演の #西島秀俊 さんが初めてカメラの前で
受賞の喜びや作品への思いを語りました今夜の #news23 で放送予定 pic.twitter.com/lL1B5DS8jW
— NEWS23 (@news23_tbs) August 2, 2021
山本恵里伽アナウンサーが取材したのは、村上春樹さんの短編小説を映画化した「ドライブ・マイ・カー」で主人公・家福悠介を演じる西島秀俊さん。
インタビューで、山本アナは「脚本を読まれた時どんな感想をおもちになったんですか?」と質問します。
すると、西島さんは「村上春樹さんの原作は短編なんですよね。で、脚本はものすごく長くて村上さんの描いてるシーンをそのまんま描いてるんですけど、でも、濱口(竜介)監督の世界でもあってまぁ面白かったですね。本当に」とカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した脚本を絶賛しました。
また、映画のテーマについて、西島さんは「もう全て何かこう…自分の人生をどこか見切っているような人間がどう再生していくかっていう物語で。やっぱりそれは村上春樹さんの原作をある意味1個の問いとして、濱口監督がその先というものを撮りながら脚本を書きながら思考していった作品なのかなと思ったから」とコメント。
続けて、西島さんは「本当にこの男は絶望から再生できるのかっていうのは撮影しながら、僕も何か思いながらやってましたし」と撮影時に考えていてことを明かしました。
■「この困難な状況を乗り越えていく力というか…」西島秀俊が伝えたいこと
ここで、山本アナは「みんな生きづらさを多かれ少なかれ感じてると思うんですね。今回の作品をどう受けて欲しいという風に考えられますか?」と質問します。
すると、西島さんは「全く関係のない同士が語り合うことでお互いに救われていくっていう…。そのコミュニケーションなんだっていうのがすごく濱口監督の何か大きなテーマなのかなという風に思っています」とコメント。
続けて、西島さんは「人と人とがバラバラになっている人たちが結びつく瞬間だったりとか。過去をどこか見ないようにしてた男がもう1回向き合うことで、もう1回向き合うことで、また人生を歩み始めることだったりとか、何かそういうことから今の僕を含めてみんなが感じてる」とコメント。
また、西島さんは「この困難な状況を乗り越えていく力というか…。もしそういうものが生まれるとしたら、それは本当に幸せなことだなと思います」とこの作品を通じて伝えたいことを力説しました。
■西島秀俊の単独インタビューに反響
今回の放送に対して、ネット上では「ドライブマイカー見たばっかりなのにもう一度見たくなってくる」「西島さんのインタビューの最初とか中盤辺りかっこよすぎる‥」「西島秀俊さんのインタビューが見応えあった」などのコメントが上がっています。
カンヌで日本映画初の脚本賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』。そんな映画の脚本を初めて読んだ時から面白かったと語る西島さんが印象的だったという人も多かったようです。
(文:かんだがわのぞみ)