8月30日放送の情報番組「あさイチ」(NHK総合)にNHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロイン・坂場なつを演じる広瀬すずさんが出演。番組内で広瀬さんは草刈正雄さんの名シーンの裏話を明かし話題を集めました。
内村光良が明かす「心に残ったシーン」とは?
この日は番組の「プレミアムトーク」のゲストとして、NHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロイン・坂場なつを演じる広瀬すずさんが登場しました。この作品の中でなつの父親としてナレーションを担当しているのがウッチャンナンチャンの内村光良さん。
広瀬さんが「あさイチ」に出演したことに合わせ、博多華丸・大吉の博多華丸さんが、ドラマのナレーションを担当する内村さんにインタビューを実施。
華丸さんから「心に残ったシーンは?」と聞かれた内村さんは"広瀬さんと草刈正雄さんとのシーン"だとコメントしました。内村さんは高校時代のなつが演劇出演を終えて、ロビーで祖父・柴田泰樹(草刈正雄)と抱き合うシーンを「あれ泣いちゃいますよね」と絶賛。
また、内村さんはなつが演劇の稽古でやっと涙を流す時、「下手でも伝わったぞ」と言うナレーションにふれ、心の中で「下手じゃないんだもん。広瀬すずなんだもん」と思わずつぶやいたことを明かします。
ちなみに、なつはあまり演技が上手くない設定だったので、ドラマの中で広瀬さんは、そうしたなつの演技が苦手な感じを巧みに演じていました。
広瀬すずが語る草刈正雄との名シーンの裏側とは?
一方で、広瀬さんが最も印象的だと語るのがなつと坂場一久(中川大志)が結婚式を挙げるシーン。なかなか式に現れない泰樹を心配した白無垢姿のなつが呼びに行き、そこで、「じいちゃん、長い間お世話になりました」と伝えると、泰樹は涙ながらに「ありがとうな」となつに伝える感動の名シーンです。
このシーンについて、広瀬さんは普段の撮影とは異なり、本番まで白無垢姿を見せなかったとのこと。そして、本番で白無垢姿で草刈正雄さんと顔を合わせると、「やっぱり、じいちゃんの前だと高校生のときのなつの気持ちに戻って、つい甘えたくなってしまったんです。本当にお礼を言っているような、本番中に緊張してしまった、普段と違った気持ちとなるシーンでした」とコメント。
このシーンは、広瀬さんも草刈さんもリハーサルではサバサバした感じで演技をしていたとのこと。しかし、本番では草刈さんがリハとは全く違う感情溢れる表情を見せ、それを見た広瀬さんもドキドキし始めて、本当におじいちゃんに結婚を報告しているような感情になったそうです。
そうした2人のやり取りが映像を通しても伝わってきて名シーンに繋がったのかもしれませんね。
広瀬さんのこの言葉を聞いた視聴者からは、ネット上に「なつが印象に残っているシーンまあ、やっぱりじいちゃんだよね…」「なつぞら、広瀬すずさんが、好きなシーン私も好きですじいちゃんが、なつに有り難う泣けました、なつも有り難う感動的でした」「なつぞらはね じいちゃんとなつが絡むシーンが一番と思う」などのコメントが上がりました。
内村さんも広瀬さんもなつと泰樹が絡むシーンが一番印象的だと語っていたので、このドラマにおける草刈さんの存在感を改めて認識した方も多かったのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)