1月4日放送の「あらゆる世界の上と下を調査 ピン様×キリ様」(テレビ朝日系)では、人気声優の浪川大輔さんに密着。浪川さんが声優学校で生徒に向けて名言をおくり話題になりました。
■人気声優浪川大輔にカメラが密着
SixTONES田中樹、崖っぷちで戦う女子プロレス選手の姿に涙!? 声優・浪川大輔のレア授業に潜入も #テレ朝POSThttps://t.co/HGozX1HyoP
— テレ朝POST (@post_tvasahi) January 4, 2021
人気声優の浪川大輔さんは約40名の声優が所属する事務所の代表取締役を務める一方で、声優を目指す若者達を育成する養成所も経営しています。今回は浪川さんが声優の卵達に直接指導する授業風景が特別に公開されました。
「ボイスサンプル」の授業で生徒の1人が用意された台本を読むと浪川さんは「基本的に(台詞)を立てすぎですね。伝えたいことって、立てると伝わるかっていうとそうでもなくて、例えば1時間とか1時間半の映画があった時に『ここが良かった』っていうのって1箇所か2箇所じゃない、みんな思うの」とコメント。
さらに、浪川さんは「そこはそこに頂点を持ってってるから、全ての台詞を全部真剣にやると全然聞いてる方はわかんない。モブキャラかなって思っちゃう。だったら、この台詞の中で頂点はどこなの?っていう、やっぱそこに世界観が生まれてくるわけ」と台詞を立てる所とそうでない所のメリハリをつけた方が見ている人に伝わると指摘します。
また、別の生徒が台本を読むと浪川さんは「声優さんって何にもない状態で自分が何をしているっていうのが表現できなきゃいけないと思うんだよね。例えば今のだと『いつまでそこに隠れてるわけ』って急に始まったけどそうじゃなくて、世界を作ってから『いつまでそこにいるわけ』っていう何となく前を感じさせるような雰囲気。大事なのはその前の世界観」と具体的な演技を実演しながら生徒に指導しました。
続けて、浪川さんは「『動かないでお芝居してるじゃん』じゃなくて、動きたいけど動けないのが声優さんなんです。本当に…なので、想像力っていうのが大事かなと」と声優にとって大事なことを力説しました。
■人気声優が明かすオーディションに受かる秘訣がめっちゃ刺さる?田中樹が感動した浪川大輔の名言
他にも、「16歳のピュアな少女」というキャラクター設定を与えられた生徒が台本を読むと、浪川さんは「多分、すごい真面目なんだと思う。性格がすごい読み込みすぎて、こうやったら良いんだろう…。こうやったら良いんだろう、ここは足りないから、多分料理したら味付け濃い目の方だと思う」とこのキャラ設定の場合は初見で読んだ方が良いと持論を展開します。
そこで、浪川さんは初見の生徒に同じ台詞を読むように指示しました。
実際に台詞を読んだ後、浪川さんは「こっちの方がピュアに見える。よくわかんないけど、今パッと読んでそれがピュアなんだよ。ピュアを演じるともうピュアじゃないんだよね。そこ考えすぎるとピュアってすごい難しい」と核心を突く名言を残します。
また、生徒からオーディションに受かる秘訣を聞かれた浪川さんは「売れてる人って自分の魅力を知ってるかどうかかなとは思う、それがあってるかあってないか。一生懸命やってるのに何で受かんないんだろうって思ったら一生受かんない。だってみんな一生懸命やってるし『自分のここは良い、褒められる』っていうことを知ってる人は強いような気がする」とコメント。
この言葉を聞いたSixTONES・田中樹さんも「なんかめっちゃ刺さる」と感銘を受けたようでした。
今回の放送について、ネット上では「浪川さんの言葉グッときたな〜心に刺さるよ普段は見れない姿、かっこいい姿を見て惚れた、なんてかっこいいの〜」「浪川さんの言葉すごい刺さる…一生忘れないわ」「浪川さんの言ってる事刺さるわ〜。声優を目指してる訳じゃないけど何か理解できるわ」などのコメントが上がっています。
現役の売れっ子声優でもある浪川さん。普段は見られない指導姿は貴重でしたね。実演も交えた言葉の一つ一つも素晴らしく、心に響くものがあったのではないでしょうか。
【番組情報】
あらゆる世界の上と下を調査 ピン様×キリ様
https://tver.jp/episode/80833249
(文:かんだがわのぞみ)