7月25日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)では、中村雅俊さん、田山涼成さん、小日向文世さんが出演。中村さんが芸能界の栄枯盛衰を感じる瞬間について語り話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■中村雅俊、芸能界の栄枯盛衰を感じた瞬間を明かす
後輩の役者とも共演することの多い小日向さんは「当たり前なんだけど、もう若い人がどんどん出てるじゃない。それでさぁ、いつの間にかもう俺たちそんなに居場所がなくなってきたぞって思わない?」と話を振ると、田山さんも「思う!」と相槌を打ちます。
一方で、中村さんは「それちょっと言いたいことあんだけど、結構俺って主役やってきたの多いじゃない。だから自分の中では『主役やってきたぞ』『お前らついてこい!』みたいな意識みたいのがあるんだよ」とコメント。
続けて、中村さんは「で、ずっとやってきたつもりなのにパッて振り向いたらこの集団が別の方に行ってたっていう…。そのイメージ、つまり芸能界ってそうやって椅子取りゲームじゃないんだけど、そういう部分ってあるから気がつくと孤高というか」と芸能界の栄枯盛衰を感じる瞬間があると明かしました。
■中村雅俊が出会いに感謝
かつて中村さんの付き人をしていた小日向さんは「中村さんが初めて出会った時にね、大スターなんだけど何かねすごく親しみを感じるというか。何か温かいわけよ。そばにいると。そのあったかみっていうのはやっぱ変わってないよね。っていうの僕は20歳そこそこ、22の時に思ってたけどそれはやっぱりそうだったな」とコメント。
中村さんは「自分の人生っていうのは出会いだとかそういうもので、ホントにどんどんどんどん変わっていくっていうのが…。こうやってここにいるってことはやっぱりそれぞれの出会いがあったけど、幾つも何千何万ってあったけど、やっぱり全てを肯定して感謝すべきだよね」と出会いへの感謝を伝えます。
■中村雅俊「ビッグスターとかそういうのを作れない時代」コンプラが厳しい時代に本音!
さらに、中村さんは「だから後輩たち、やつらってすごい平均点高いと思わない?今の若い人達、いわゆる歌を歌ってもそこそこうまいし…。そういう要素もあんだけど芝居しても、文学座に自由劇場にいなくたってそこら辺の大学生でも『はい』っつったら普通にやってる若者多いでしょ。今だからすごいアベレージ高いんだよ」と語ります。
続けて、中村さんは「ただあれだよね。今これやっちゃダメ、あれやっちゃダメっていう時代じゃない。だからすごいこう昔の人って、武勇伝だとかエピソードっていっぱいあったじゃない。あれはルール違反のことなんだよ。ある意味。だから武勇伝として『うわ〜そんなことやってたんですか!』ってあるけど」とコメント。
そして「だからそういうビッグスターとかそういうのを作れない時代なんだよね」という中村さん。小日向さんは「中村さんそういう意味では最後の武勇伝やってた」と言い「ありますよ!こんなこと喋っちゃったら」と中村さんの武勇伝を話そうとすると、中村さんは「黙れ!」と小日向さんを制止します。
最終的に小日向さんも「もう時効ですよ!」と中村さんの武勇伝を語ることをやめたのでした。
今回の放送について、ネット上では「小日向さんが知ってる喋ったらアウトな中村雅俊さんの武勇伝て何だろ?いいとこで番組終わるな〜」「素敵な俳優さん達のお話だった」「なんか良かったなあ。中村雅俊の話はほっとした」などのコメントが上がっています。
若い頃から主役を張っていたものの、芸能界の栄枯盛衰を感じる瞬間があったという中村さん。その話に興味を示した人は多かったようです。
(文:かんだがわのぞみ)